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〜A〜
私が側にいることで忍田さんの仕事の邪魔をしてる
勉強は忍田さんが教えてくれるから小学校は行かない
そうしたら忍田さんは自分の仕事が出来る
唐沢｢あれ。忍田本部長は？」
本部長室で留守番してると怖い人が書類を持って入ってきた
｢仕事……」
唐沢｢仕事？あぁ、防衛任務？」
｢((ｺｸﾘ」
唐沢｢そっ……か。えと、じゃあこれ渡しとてくれる？俺からって」
｢…………((ｺﾃﾝ」←首傾げてます
怖い人からって言えばいいのかな？
名前何ていうんだろ
聞いたら答えてくれるかな
唐沢｢あー…俺は……唐沢克己。唐沢が来たって伝えてくれる？」
からさ…………
｢克己おじさん？」
唐沢｢…………………………っ////」
｢顔赤い。風邪？」
仮眠室に置いてある毛布を持ってくると、大丈夫って言って受け取ってくれなかった
〜唐沢〜
あの時、彼女にドキっとしたのは気のせいじゃなかった
いくつ離れてると思ってるんだ
彼女はまだ小学生で、完全な犯罪
名前を呼ばれてこんなに嬉しいのは初めてかも
唐沢｢おじさんじゃなくてお兄さんね」
｢克己…おに、いさんは、忍田さんいじめるから嫌い」
唐沢｢…………………はい？」
俺の印象とかそんなんじゃなくて、忍田さん関連で嫌われると堪える
せめて俺が嫌な奴って理由なら納得できる
唐沢｢別にいじめてないよ。ちょっと喧嘩しただけ。本当はすごく仲良しなんだ」
自分で自分の首を締めていく
こんなこと本人に聞かせられない
｢そうなの？じゃあ良い人？」
唐沢｢ん？うーん。それは微妙かな」
｢そっか。かつみおに…さんは怖い人じゃない？」
唐沢｢それも微妙かな」
認識の問題だからな
俺じゃなくて彼女の
唐沢｢そうだ。出張の土産があるけどいる？」
｢チョコ？」
唐沢｢……そう。持ってくる」
買って来なければ
大勢でわけられる用、無難のクッキーにしたのが間違いだった
迅｢あ、唐沢さ…」
唐沢｢ごめん！後で」
たかが女の子1人のためにチョコを買いに走るなんて、よっぽど好きなのか？
いや……好きとかじゃなくて、もう一度笑った顔が見たいんだ
我慢するような
それは忍田さんだけに向けられたもので、本来なら俺達が目にするのも許されない
それでも……人としての大切なものを取り戻した彼女はあまりにも綺麗だった
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作者名：まゆ
| 作成日時：2019年2月7日 15時
