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〜A〜
忍田｢A。こっちだ。迷わなかったか？｣
沢村｢本部長？私達もいるんですけど？｣
小南｢え、待って。何であたしらが見えないわけ？｣
忍田｢す、すまん、つい……｣
夜の食事には全員が参加するのは難しいからと、クジで来る人を決めた
弓場ちゃんさんはいて、教えてもらった玉狛第2の人もいて、顔に大きな傷のある人……から隠れるように忍田さんの背中に抱きついた
忍田｢Aが怖がっているので睨むのはやめて下さい｣
城戸｢睨んでいない。公衆の面前であらぬ噂が立つような行動は慎みたまえ｣
忍田｢私ではなくAに言ったらどうですか？｣
2人の間がバチバチしてる
それを見て、かは分からないけど、何とも嫌そうな顔をする人がいる
烏丸｢ストーカー？｣
光月｢言っておくが俺らが先にここにいたんだ。後から来たのはお前らだろう｣
｢お兄さん｣
光月｢如月な。こっちは比島｣
｢初めまして比島さん｣
比島｢うわ……マジで記憶ないのかよ。俺のことは……おこのみでいいよ。いつもそう呼んでたし｣
｢おこ…のみ……？はい。それでおにい…如月さんは、三河さんと兄弟ですか？｣
光月｢んー？三河が言ったのか？｣
｢そうじゃないんですけど。なんだか似てる気がして。雰囲気…じゃな…それに似たようなものが｣
光月｢それは……誰にも言わないほうがいいな。“普通”でいたいなら｣
｢？？｣
忍田｢A。あっちに構う必要はないからな？｣
｢あ、はい。ごめんなさい｣
忍田｢いや、怒ってるわけじゃないんだ｣
比島｢嫉妬？見苦しいな｣
忍田｢はぁ！！？違うっ！！｣
光月｢うるせぇな。店で大声出すんじゃねぇよ｣
不機嫌そうな声
如月さんは静かなほうが好きなのかな
忍田｢この店な。和･洋･中、なんでも揃ってるから好きなの頼んでいいぞ｣
｢えと…じゃあ……か、かる……今日食べたの。あれがいいです｣
千佳｢カルボナーラのこと？｣
宇佐美｢気に入ったの？｣
忍田｢悪いがパスタはないんだ｣
レイジ｢何でもあるのにパスタないってどういうことなんだ？｣
烏丸｢なんか面白い店っスね｣
名前を見ても私にはどんな料理か想像つかないから、如月さんと同じものを一つ頼むとすごく驚かれた
前の私は一体どれくらいの量を食べていたのだろうか
それにデザートまで勧めてくる
これはどうしたら正解なんだろ
とりあえず頼んだ
こんなに食べられるだろうか
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作者名：まゆ
| 作成日時：2021年6月4日 9時
