684 ページ20
〜A〜
「人に狙われる事はあってもネイバーに狙われる心当たりないのに」
スナイパー『(それもそれでどうなんだろ)』
唐沢「うわ…。また派手にやってますね」
「克己さんは暇なんですか?」
唐沢「直球だね。違うけど。疲れたからAちゃんに癒してもらおうかと」
東「唐沢さん。いい歳した大人が恥ずかしくないんですか」
唐沢「全然?」
スナイパー(男)『(清々しいな)』
いつもタバコを咥える克己さんは私の前では吸わなくなった
ここが禁煙であることもそうなんだろうけど、気を遣ってくれているんだろうな
「克己さんは……私が好きなんですよね?」
唐沢「好きだよ。ずっと前から」
「私にはその想いに応えることは出来ないです」
唐沢「俺はYESかはい以外の答えしか受け取るつもりはないよ」
「無理です。絶対に。私は特別な相手は作らない事にしてますから」
唐沢「どうして?」
「だって…………。求めて、返ってこなかったら傷つくって分かってるから。それってすごく辛くて悲しくて……寂しいから」
唐沢「俺はちゃんと返すよ」
「克己さんにとって最初から私が特別なら、きっとその言葉は信用性があると思います。でもそうじゃないなら、その
唐沢「参ったな。目を逸らさずハッキリ言われると……」
傷つく事は慣れているから平気
例え一番から二番手の愛人に落ちたとしてもきっと笑っていられる
でも……ふとしたある日
万が一にでも
そんな
縋るなんてのは以ての外
唐沢「(悲しい事を考える目はこんなにも泣きそうだったのか)」
「私は一番を作るつもりも一番になるつもりもないです」
スナイパー(男)『(遠回しに脈ナシって言われた……)』
弓場「げっ、何だこれ……Aの仕業か?」
「拓磨さーーん。どうしたの?ここスナイパーの訓練室だよ」
弓場「外岡に呼ばれてな。それよりちゃんと謝ったのか」
「………………………………元吉さん。ごめんなさい」
鬼怒田「弓場の言葉には従うのか」
「( *¯ ꒳¯*)✧」
弓場「謝れたついでに飯でも行くか?」
「今日はこれから栞ちゃん達に悪い事を教えてもらうので、ご飯はまた今度」
42人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まゆ | 作成日時:2021年6月4日 9時