検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:13,978 hit

初恋69日目 ページ20

二郎side

サッカーの試合で遠征に行くことになった
Aも着いてきて欲しいなって思ったけど、予定があるから泊まりで着いてくことは難しいらしい

せめて遠征行く前にAを充電させて欲しいなぁ
恋人なんだし、一緒に寝よって言ってもいいかな…
てか一緒に寝よってやばくねぇか?
俺、変態じゃん…仕方ない、高校男児だもんな


「気持ち悪い顔するなよ、余計にバカに見えるぞ」

「なぁ、三郎…Aって草食系だよなぁ…やっぱ俺からいかなきゃだよなぁ…」

「脈絡もないこと言うなよ、低脳の思考回路にはついていけないね」

「だよなぁ…やっぱ俺が頑張らなきゃ」

「…どうでもいいけどそのあほ面A兄に見せるなよ?流石のA兄も引くほどニヤけてるからな」

「よし、頑張れ、俺!!」


買い出しから帰ってきて晩御飯の準備をしているAの所に夜のお誘いに行くことにした
一緒の部屋で寝たいだけ、欲を言えば同じベッドで寝たい


『あ、二郎くん…今日さ、一緒に、寝てもいい?』

「っえ?」

『あ、いや、嫌ならいいんだけど…試合もあるし、ゆっくり休みたいとかあると思うし、でも、寂しいから…』

「えっ俺もそれ言いたくて!!俺の部屋でいい?」

『うん、二郎くんの部屋でいいよ!!』


寂しいってそんなっ、俺もだよっ!!
本当にAが可愛くて愛しく仕方ない

Aと寝ることなんて今更だし、一緒に風呂だって入ったことある、それ以上のことだってした事あるのになんで今更緊張してんだよ


『二郎くん』

「ん?」

『気持ち悪い事言っていい?』

「なに?」

『二郎くんが遠征行ってる間、二郎くんの服どれか借りてもいい?』

「全然いいけど、なんで?」

『あのね、本当は、遠征行って欲しくないっていうか、一緒にいたいって言うか…』

「ゆっくりでいいよ」

『二郎くんの匂いがするものが欲しくて…寂しくなったらそれギュってするから…』

「可愛すぎる…何でも持ってって。布団持ってってもいいよ」

『じゃあいつものパーカー…布団はいいや』

「俺もAのなんか欲しいなぁ…」

『んー、二郎くんも僕の服持ってく?』

「持ってきたいけど荷物増えるからなぁ…」

『あ、スマホかして!!』


Aが俺のスマホでカメラアプリを起動して内カメラにした
自撮りかなって思ったらいきなり俺の頬にキスしてシャッターを切った


『浮気したら許さないんだからね、…おやすみっ』

「え、ちょ…」


俺の胸に押し付けて顔を隠すA
いや勘弁して、ほんとに可愛すぎ

もちろんその晩は寝れなかったし、試合は勝った
写真はロック画面にした

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←初恋68日目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なるみ | 作成日時:2020年2月18日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。