【ヒプマイ】俺の兄貴は姉貴【男主】

終電逃しちゃった姉貴♂ ページ5

Aside


やらかした。

完全にやらかした。

こらダメだわ。終わった、俺の人生。


時刻は0時10分
終電は少し前に発車した
スマホの電池残量は2%、あ、今1%になった
充電器のソケットはあるけど、コードがない
金はないことは無いけど、タクシーだと足りない気が…

なんで日本は公衆電話無くしちゃったかなぁ…

絶対にさっくん激おこじゃんかぁ


別に遊んでたんじゃないの
資料作ってたの
で、終電やばめだなぁって思って急いで学校出たの

そしたら、訳分からんお兄さんやらおじさんやらに行く手を阻まれに阻まれて乗り遅れちゃったの


男1「ね？お姉さん。終電もなくなっちゃったしさ、俺らとちょっと遊ぼうよ」

男2「俺らいい人だからお金とか出させたりしないからさ、ご飯食べようよ」


ああ、ご飯かぁ…

そう言えば今日はさっくんがパスタ茹でるって言ってたなぁ

何パスタなんだろう…ミートソースなら食べたいな…

あぁでも、タラコも捨て難いかも…

てか、さっくんのパスタならなんでも美味しいけど…


男1「ねぇ。お姉さんってば!!無言は肯定ってことでいいのかな？」

男2「おう、いいだろ。さ、ここにいても寒いから暖かいとこ行こえねぇ」

「ﾁｯ触んなよなぁ…」

男1「いいねぇ、俺そんなお姉さんも好きだよ？」

「あのっ」

「おいおい、気安く俺様のAに触ってんじゃねぇよ、ブス」

男2「あﾞあﾞん？誰だおめぇは!!」

「左馬刻さまだよ、テメェらは誰に許可とって俺様のものに触ってんだよって聞いてんだよ」

男1「お、おい。こいつMTCの碧棺左馬刻じゃねぇか？」

男2「や、やべぇ!!いくぞ!!」




「さっくん…どうして？」

「あのなぁ、どれだけ心配したと思ってんだ!!」

「ご、ごめんなさい…いつもさっくん、ケータイの充電だけはちゃんとしといてって言ってたのに…連絡できなくてごめんなさい」

「ほんとに、俺が来なかったらAアイツらにヤられてたんだぞ？危機感もてよ」

「ごめんなさい」


情けないなぁ
さっくんがいないと家にも帰れないなんて

しかも、わざわざ車で横浜から来てくれて
迷惑ばっかかけてる


「…」

「…今日はミートソースにしたから」

「？」

「メシ。一緒に食べよ」

「✿ﾟ❀.(*´▽`*)❀.ﾟ✿」

「ｯ…(かわいいかわいいかわいい)」


さっくんのミートスパ

もう怒られたことなんて忘れました!!

明日からモバイルバッテリー持ってくので許してください!!

ミートスパミートスパ✩°｡⋆⸜(*˙꒳˙* )⸝

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