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悠「そうなんですよ〜」
声のトーンや顔色は、いつも通りな気がしたので
「でも、なんとかなりそうな未来は見えてるんでしょ？」
悠「まぁ、そうっすね！」
私は首をかしげながら
「それは、私も関係するの？」
悠「関係しないわけではないですが、今ではないですね」
「どういうこと？」
しばらく悠君は黙っていたが…
手をすーっと腰袋に伸ばし
悠「これを本部に渡すつもりです」
悠君の手は、風刃に手をかけていた
私は、じーっとそれを見ながら
「空閑君が黒トリガー使いだからか…城戸さんに
諦めてもらうには、それが無難な考えかもね」
悠君は、どこか清々しい顔をしながら
悠「やっぱ、Aさんに話して正解でした」
「未来視で見えていたんじゃないの？」
悠「まぁ、それもありますが…唐沢さんと同じくらい
Aさんは理解力が早いから助かってますよ」
「そうかしら？」
悠「そうですよ！明日は、どうするんですか？」
「明日は、特にないかな…明後日は本部に行って遠征組の様子を探ってくるよ」
悠「そうですね、そっちはAさんに任せます」
「解ったわ…じゃ、私は寝るわね」
悠「はい、おやすみなさい！」
私は寝室に行くとベットに寝っ転がった
スマホをつけるとお母さんからメールがきていた
A
今日も帰れそうにないの？
まだ学生なんだから、任務ばかりも良くないわよ
私は、そのメールに返信する気がおきなかった
「はぁ……良くないわよって、なにが良くないの」
５日くらい帰れないって送ったのにな〜
心配しすぎだよ
そんなことをぼーっと考えていたら
いつの間にか眠っていた
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作者名：たぬき | 作成日時：2023年4月5日 0時
