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エレベーターに乗りメイントリガーを解除しスマホを見ると
迅君からメールが入っていた
長〜い会議、お疲れ様です！
終わったら、玉狛まで来てくれると嬉しいです
そこで色々とAさんが知りたい情報も
手に入ると思いますので
宜しくお願いします！
エレベーターを降り本部を出ると
了解、今から向かうねと返信した
すると偶然なのか必然なのか林藤支部長と会った
林「お、Aちゃん！さっきぶり！」
私は林藤支部長に頭を下げながら
「あ！林藤支部長、お久しぶりです！」
林藤支部長は頭をかきながら
林「あ！そっか、そっか！あははは」
「はい、そうです…気をつけてください」
すると林藤支部長は駐車場の方を指さしながら
林「これから、うちに来るんだろ？迅から聞いてるから一緒に行こうか」
「え、良いんですか？ラッキー」
私達は車に向かって歩き出した
林「こっからトリガー使って走っても
結構かかるし、女の子を走らせるのは
俺としては心苦しいからね」
「ありがとうございます…もしかして、待っててくれたんですか？」
林「まぁ、それもあるが〜…他にも仕事があったからね」
私は助手席に乗った
もちろん、運転席は林藤支部長だ
車が発進し、しばらく走ってると
林「１人２役は大変だろ？」
「最初だけですよ…今は慣れたので、それほど苦じゃありません」
林藤支部長は車の窓をあけると
煙草に火をつけ吸い始めた
林「ははっそうか、そうか！…俺達が居なくなった後、城戸さん達…何か企ててたんじゃないのか？」
「ご想像におまかせします…私一応、本部の人間なので」
林「相変わらず、ガードがお硬いことで」
私も車の窓をあけ、煙草に火をつけると吸い始めた
「本部の人間だからってより…城戸さんと
忍田さんには逆らえませんからね…私わ
…ただ、たまに城戸さんの強行突破な行動に…
疑問がよぎる時はありますけど」
林「そうなの？」
「はい…私は、近界民に特に恨みはありません
交渉できる場面があるなら無駄な血を流さずに
済ませたい方なので」
林「さすが親戚同士！意見同じだな、あははは」
「それ、迅君にも言われました」
林「まぁ、俺はそーゆう考えは好きな方だから良いと思うけどな」
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作者名：たぬき | 作成日時：2023年4月5日 0時
