秘書は引っ張りだこです (ページ32)

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はしゃぐ３人だが、私の頭の中は？でいっぱいだった

　「あの…ランク戦とは？」

悠「あっ、そっか〜、Aは最初から黒トリガー持ってたから知らないもんな」

蒼「…どういうことだ？」

悠「入隊する前に、もー黒トリガーを持ってたってこと」

　「私の母は…ボーダーだったので」

私が言うと太刀川さんと風間さんは察してくれた

蒼「…すまない、聞くべきではなかったな」

　「問題ありません」

慶「でも、そーなるとランクは、どうなるんだ？」

悠「まぁ、今までの実績はあるからA級からスタートだろ？」
　

蒼「まぁ、そうだろうな」

　「そう…なんですか？」

悠「Aなら、すぐにトップに行けるから問題ないだろ！どこのトップいく〜？攻撃手？銃手？狙撃手？」

　「…そうですね」

私は顎に手をおき考えていると

慶「ポジションは、どこなんだよ？」

太刀川さんが食い気味に聞くと
先輩がニヤッと笑いながら答えた

悠「こう見えて点数関係なければ
　レイジさんの次にパーフェクト
　オールラウンダーだからね〜
　オペもやれるし本当なんでも出来るよ」

先輩の言葉に二人は目を見開いて、こちらを見た

慶「まじかよ！？」

蒼「驚きだな…そんな華奢な体で」

　「トリオン体に華奢なんて関係ありません」

悠「なんせ俺の横にずっと居たからな〜、優秀になるわけよ」

また、肩を組んで来ようとしたので避けると

　「0とは言わないですが…ほぼ木崎さんや宇佐美さんのおかげです」

慶「それなら納得だわ」

蒼「そうだな」

悠「３人とも酷いな〜」

　「…とりあえず、一通り試してみます」

悠「そうだな、Aなら大丈夫
　……そういえば、だいぶ前に太刀川さんが
　宇佐美のこと探してた時あったでしょ〜！」

蒼「太刀川が宇佐美を？」

慶「ん？……あー、宇佐美がたまたまランク戦に
　入ってきてボコられたやつか…
　あいつ、オペじゃなかったか？
　てゆうか、あんなに強いなら
　オペじゃなくて戦闘員だろ…普通」

太刀川さんの話を聞いた後、風間さんはこちらを見ると

蒼「…なるほど、そういうことか」

悠「風間さんは宇佐美から聞いてるよね
　太刀川さん、ごめんね〜
　あれね、宇佐美じゃなくて〜…こっち」

先輩はヘラヘラしながら、私を指差した

　「…？」

　
慶「…はぁ！？いや、俺は顔見たぞ！間違いなく宇佐美だった」

そう断言する太刀川さんだったが…