( 実ｼ兄者 / 酉己ｲ言者 ) 悪戯心は増幅する .

ﾘｸｴｽﾄ：告白されてみた / gnki / まめ。様より ページ38

学パロ！！夢主視点！！
＿＿＿

　gttbの場合

　いつものように、ぐっちと帰っていた時のこと。

　『……止まってどうしたの? 忘れ物?』

　考え事をする姿勢で、止まるぐっちにそう訊くと、「んー…考え事。」と素っ気なく返される。
　考え事を始めると長くなりそうなので、スマホを弄っていると。

　「…俺、Aのこと好きだわ。」

　私が返事に詰まっていると、何でもない顔をしていた彼の表情が悶々としてきた。
　――早く、私の心の奥底で決まっている返事を言葉にして出さないと。

　
　trkの場合

　「せんぱーい」

　と、いつもにこにこしてて、女の子のように綺麗な長い髪を持った、いつもお弁当にお菓子を入れている後輩。
　何がきっかけなのか、私にひどく懐いている。

　昼休みは毎度私の教室までやって来て、私の腕を引いて中庭に連れていく。
　良い後輩だなぁ、そんな程度に思っていた。

　「先輩のこと好きだなー」

　へらへら笑って腕に抱き付いてくる後輩。
　女の子同士で絡むかのように。…でも、相手は男の後輩。

　どうすれば、いいんだろう。

　areの場合

　『…傘空から降って来ないかな〜』

　昇降口で時折欠伸をしながら、誰に言うでもなく呟く。あ、でも聞こえた心優しい人が傘貸してくれたら嬉しいけど。

　『うわっ』

　女子らしくもない呻き声を上げて、空から降ってきた贈り物に感謝する。

　「俺のだけど、無いより良いよね。」

　『あろさんじゃーん！！ありがと、あろさんにも優しい一面が有ったとはね。』

　「めっちゃ失礼じゃん、…好きな人には優しくしたいみたいな所有るし。」
　
　不意にそんな言葉を聞いて、時間が止まった気がした。
　告白…なのかな。

　gnpnの場合

　クラスの人気者且つイケメン。いつもクラスの中心で友達と笑っているような彼と、陰の者を極めし私じゃ縁などない。何なら知られてないまでありそう。

　…ま、絡まれる方が面倒だけど。
　なんて、思っていたけど。

　『きょ、教室に呼び出す人間違えてませんか。』

　「え〜、だって好きだし。あ、別に罰ゲームとかじゃねぇから。」

　楽しそうな笑みを浮かべる彼と、ひたすら冷や汗をかき焦燥感に駆られる私。
　付き合ってみたいという気持ちと、やめろ！確実に女子の目の敵になるぞ、と脅す私の攻防戦。
　口から出た言葉は――

　＿＿

　遅れてしまいすいません〜！！まめ様ﾘｸｴｽﾄ有難う御座いました！！！
　文字数が…

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