( 実ｼ兄者 / 酉己ｲ言者 ) 悪戯心は増幅する .

お祝いした話 / rd ページ17

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　今日は11月11日。
　世間は、ポッキーの日だ、プリッツの日だ、などと騒いでいるが、私やこの界隈の中では青い彼の誕生日だ。

　さーてと、準備万端だし私も出社するか!!
　家に帰ったら、彼にケーキとプレゼント渡して…。

　＊＊＊

　頭がふらふらする。
　今にも倒れこみそうだ、でも、良いことに会社から早退させて貰って、今は家。安心して、倒れられる…。


　＊＊＊

　rd side

　家に帰ってきて、彼女がいきなり倒れてたから心臓が飛び出そうになった。
　家に帰ったら、彼女からおめでとうの言葉を貰って、あわよくばプレゼントも貰えたりして、晩御飯食べたら、配信して――

　そんな平和をイメージしてたのに、彼女が熱を出していた。

rd「んー、誕生日配信辞めるか…」

　ツイッターでその旨を呟き、直ぐ様彼女の看病に取り掛かる。

　
　＊＊＊

　『…ん、』

　気付くと、寝室に居た。

　ベッドの隣の丸椅子に座って、彼が寝ていて、少しビックリする。
　時刻は…20時半。これにもまたビックリし、ベッドから飛び起きる。
　
　『起きて、!!らっだぁ、起きて!!』

　rd「…んぁ、起きた、起きたから揺らすのやめて…って、Aはベッドで寝てなさーい」
　
　『それよりも、その、誕生日…おめでとう。今から晩御飯作って、食べ終わったらケーキも食べよう。それとそれと、プレゼントがあるから…違う、そういうことが言いたいんじゃない、らっだぁは誕生日配信をしなきゃ!!』

　それだけ言って、私は晩御飯をすぐ作って、出来立てを食卓に並べる。
　ケーキも少し小さいから直ぐに二人で食べ終わり、プレゼントも渡した。

　のに、彼は私と話してる。
　今日は、配信しないのかな。

　＿＿＿＿

　rd side

　１日遅れての、誕生日配信。
　リスナーはおめでとうのコメントで俺を優しく迎えてくれた。
　
　rd「昨日は配信出来なくてごめんなさーい、でも、しょうがないね。」

　＜ 何で出来なかったん？
　＜ おめでとー
　＜ もしかしてリアルでお祝いされたとか?
　＜ ぼっち誕生日会卒業おめでとう；；

　rd「何で、って？っへへ、それは君らには秘密だわー」

　＜彼女との惚気話だろ聞かせろ
　＜聞きたい

　＿＿＿＿＿

　rdｻﾝお誕生日おめでとうございます〜〜！！

　沢山の人に愛されて、これからも頑張って欲しいですね。
　いつまでも応援していきたいなぁ。

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