見てしまった ページ19
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ふぅ・・・。
私は、チャポンと湯船に浸かって疲れを取る。
やっぱ、温泉ってリラックスには最適だよね。
髪の毛も体も顔も洗ったし、全てが浄化されていく気分。
お風呂って大好きだなあ・・・。
心霊写真や、廃ホテルのことなんか、忘れちゃおう。
大きく伸びをすると、目に飛び込んできたのは露天風呂。
うっ、また露天風呂。
けど、暗くてあんまり見えないし、移動しようかな。
私はそんな事を考えながら、露天風呂へと続く扉を開けた。
わあっ。
思わず、滑って転びそうになり慌てて体制を戻す。
露天風呂からは、1面に海が見えていたんだ。
綺麗・・・。
私はうっとりしながら、1番でかい石にもたれかかった。
その瞬間っ!
右側から、異様なオーラが漂ってきたんだ。
霊感の無い私でも分かるような、物凄いオーラが。
あの部屋の時と同じような感覚に包まれた。
そのとき、私は見ちゃいけなかったんだ。
だけど、つい見てしまったんだ。
ぎゃっ!!!
そこには・・・
苔が沢山生えてる・・・廃ホテルがそびえ立っていた。
暗闇でも、廃ホテルだとすぐに分かったんだ。
そこだけ、空気が違かった。
私はほぼ逃げるようにして走り、大浴場を出た。
脱衣所に逃げ込んだ私は、ゼェゼェと息を切らす。
周りのおばさん達が私を心配するが、気にせず、落ち着くまでタオルを巻いて椅子に腰掛けた。
もう、やだっ!
廃ホテルが見えたってことだけじゃ、こんなに驚かない。
そう、見てしまったんだ・・・。
窓からこちらを見上げる、青白い顔の女の子を・・・。
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ふわふわ - 新しい作品楽しみにしてます!^_^ (2020年5月14日 16時) (レス) id: 25ce3e61b4 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ - この話完結してなくないですよ。 (2020年4月18日 15時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ - 続きをお願いします (2020年4月8日 16時) (レス) id: c350fd39bf (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 訂正してばかりですが、お話面白いので、頑張ってください! (2020年4月1日 10時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 29ページの『ごめんな。』で、「息がかかりほうなほどに、」とありますが、「息がかかりそうなほどに、」ではないでしょうか (2020年4月1日 10時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こむぎ。 | 作成日時:2019年1月2日 14時