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食事 ページ16

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若武は受付の男性に人数分の券を渡し、私達はその後に続いた。

「お脱ぎになった靴は、下駄箱にお入れ下さい。」

そう言われ、皆が靴を脱ぐ。
通された部屋は、畳の和室にテーブルと椅子が並べられている。

私達は、7人分の椅子があるテーブルに案内された。
意外にも泊まってる人は多いらしく、私達の他にも、結構な人数が居たんだ。
ドタドタ走り回っている子供なんかも、沢山居た。


「よしっ、いっぱい食うぞ!」
「和食メインなんだね。美味しそう」
「若武みたいなちびっ子がいっぱいだ」
「俺チョコフォンデュ」
「僕、もう取ってくる」
「珍しく小塚が早い」


皆のその様子は、周りのちびっ子よりもはしゃいでるように見えた、私は苦笑いした。

さ、私もご飯取りに行こっと。

メニューは多く、お寿司、茶碗蒸し、魚、お味噌、和食は一通りあった。
ハンバーグ等の洋食もあったんだ。

うーん、迷う・・・。
食べきれなかったら嫌だし、私はよく考えてお皿に盛り付けた。

「おい、アーヤ少なくね?」

席までお皿を運んでいると、横から声がした。
横を見ると、膨大な量の料理を持った若武がっ!!

げっ。

食べ切れなかったらどーするのよ。
私は半ば呆れながら、落とさないようにと席へ急いだ。

よし、こんなもんでいっか。
そういえば、あっちにローストビーフあったよね。

私はふと思い出し、ローストビーフのある場所へと急ぐと、翼が並んでいた。

「翼も、ローストビーフ?」

私が声をかけると翼はニッコリ笑った。

「そうだよ。あ、アーヤの分も持っていこうか?」

わ、優しい。

「ありがと。じゃあ私代わりにドリンク持ってくるね。何が良い?」

翼がメロンソーダ、と言うのを聞いて、私はドリンクバーへ急いだ。

ドリンクバーの近くにはデザート。
わ、ケーキにスイーツにフルーツ!
食後に食べようっと。

すると、早速アイスをよそっている忍を発見。
え・・・早くない?

黒木君はコーヒーを注ぎ、上杉君はカフェオレ。

小塚君は、若武よりもお皿に沢山の料理を並べていたんだ。

こうして見てみると、皆の個性がよくわかる・・・。


私は自分の分のドリンクと翼の分のメロンソーダを持って、今度こそ席に着く。


ふー、やっと落ち着いて食べれる!
皆揃って無いけど、食べちゃって良いのかな。

うーん・・・お腹空いた。
私は空腹に耐えられず、食べ始めた。


「おい、立花がもう食ってるぜ」
「大食い姫?」

むっ!

明日の予定→←菜の花



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ふわふわ - 新しい作品楽しみにしてます!^_^ (2020年5月14日 16時) (レス) id: 25ce3e61b4 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ - この話完結してなくないですよ。 (2020年4月18日 15時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ - 続きをお願いします (2020年4月8日 16時) (レス) id: c350fd39bf (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 訂正してばかりですが、お話面白いので、頑張ってください! (2020年4月1日 10時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 29ページの『ごめんな。』で、「息がかかりほうなほどに、」とありますが、「息がかかりそうなほどに、」ではないでしょうか (2020年4月1日 10時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こむぎ。 | 作成日時:2019年1月2日 14時

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