部屋 ページ12
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私は靴を脱ぎ、すぐさま窓に飛びついた。
窓1面に海が広がっている。
わ。綺麗･･･。
今はまだお昼頃だけど、夜見たらより綺麗だろうな。
楽しみ。
私がふと視線を下ろすと、そこには露天風呂があった。
え、ベランダに露天風呂？
私は感嘆しながらも、絶対に入らないと決めた。
だって･･･外から丸見えなんだもん。
それに、大浴場もあるらしいから、それに入ろっと。
窓から離れ、部屋を見回すとびっくり。
海に夢中で気が付かなかったんだけど、部屋の内装も凄い･･･。
若武達の様に、なんじゃこりゃ！と叫びたい気持ちでいっぱいだった。
まず、土間があり、踏込があり、押し入れ、トイレがある。
リビングには、カラフルなクッションが散りばめられているソファがあり、でっかいテレビもついていた。
他には、冷蔵庫、金庫、ドライヤー、etc.なんでも揃っていた。
うーん、この部屋素敵。
私は一目で気に入ってしまった。
ザ･洋室って感じ。
洋室よりも和室の方が好きだけど、この洋室なら私好き。
私は窓の傍にバンキングチェアを見つけた。
テレビでしか見たことの無かった、バンキングチェアに腰掛ける。
わ、これ座り心地良い！最高！
そんな部屋の中でも、1番の存在感を放っていたのがベッドだった。
同じ大きさのベッドが2つあり、ベッド自体は普通のベッドだったんだけど、ベッドの頭の方から天井にかけて、すだれのような形になっていた。
私はさっきのチェアに戻り、窓から射し込む太陽の陽射しにうとうとする。
今、何時だろ。
時計を確認すると、長針は15時を指していた。
1週間もここに泊まれるなんて、素敵･･･。
若武のお父さんナイス！
私は、気分が今日のうちで1番最高潮に達した。
今日は新幹線やら何やらで疲れたし、ちょっと仮眠とろうかな。
私が、重い瞼を閉じようとした瞬間、玄関からガヤガヤと声が聞こえてきた。
「おい、見てみろよ。アーヤの部屋凄いぜ」
「うわっ、なんじゃこの部屋」
「やっぱ露天風呂付きは共通なんだ」
「海からの眺め、最高じゃん」
「アーヤ、なんか眠たそうだね」
「それより鍵、掛かってなかったぜ」
それで、一気に眠気が覚めたんだ。
あ、鍵掛けるの忘れてた･･･。
「皆の部屋はどんな感じ？」
私が聞くと、若武は待ってましたと言わんばかりにふんぞり返った。
「俺達の部屋は、スイートルームだったぜ。」
え！？
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ふわふわ - 新しい作品楽しみにしてます！^_^ (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 25ce3e61b4 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ - この話完結してなくないですよ。 (2020年4月18日 15時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ - 続きをお願いします (2020年4月8日 16時) (レス) id: c350fd39bf (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 訂正してばかりですが、お話面白いので、頑張ってください！ (2020年4月1日 10時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 29ページの『ごめんな。』で、「息がかかりほうなほどに、」とありますが、「息がかかりそうなほどに、」ではないでしょうか (2020年4月1日 10時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎ。 | 作成日時：2019年1月2日 14時
