心霊スポット巡り ページ11
･
「そういえば、1週間も何するの？｣
翼の問いに、すぐさま若武が答える。
「観光、食べ歩き、寺巡り、海。」
最後の一言は小声で言った。
「そして、心霊スポット巡り。」
うっ！
しないから！
「やべ、俺隣の廃ホテル確認してくんの忘れた。後で行ってもいい？」
と忍。
あ、私も忘れてた･･･。
ここのホテルの隣に、幽霊がうじゃうじゃ居る廃ホテルが･･･。
若武は大きく頷いた。
「良いぜ。その間にお前の分の夜飯、俺が食べておくから、大丈夫！｣
食い意地張りすぎよ、バカ武。
私と同じことを考えていたのか、小塚君と目が合い、クスッと笑う。
「そこ、何笑ってんだ。」
ふふっ。
エレベーターが到着し、私達はぞろぞろと降りる。
目の前には長い廊下があった。
わ、長い。
廊下を右に曲がったところで、「ほら。」と若武から部屋の鍵を渡された。
私、こういう鍵って大好きなんだ。
ホテルの鍵って四角くて、長いストラップに付いているのものが多い。
それが特別に感じるんだ。
小さい頃から、ホテルの鍵大好きだったなあ。
そんなことに思いを巡らせていると、若武の嬉しそうな声が聞こえた。
「お、ここだ！」
私は鍵に書かれている番号と、プレートの番号を照らし合わせて、間違っていないことを確認すると、鍵を差し込んだ。
「返せ、俺が開けるんだっ！」
「うっせ、誰でも良いだろ」
「美門、若武抑えててよ。そこの花瓶割れそう」
そんな会話を耳にしながら、私はドアノブに手を掛けて、オープン！
部屋に入った瞬間、目に飛び込んできたのは･･･海！
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ふわふわ - 新しい作品楽しみにしてます！^_^ (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 25ce3e61b4 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ - この話完結してなくないですよ。 (2020年4月18日 15時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ - 続きをお願いします (2020年4月8日 16時) (レス) id: c350fd39bf (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 訂正してばかりですが、お話面白いので、頑張ってください！ (2020年4月1日 10時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 29ページの『ごめんな。』で、「息がかかりほうなほどに、」とありますが、「息がかかりそうなほどに、」ではないでしょうか (2020年4月1日 10時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎ。 | 作成日時：2019年1月2日 14時
