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あぁ、私。ここで死ぬんだ。
最後に愛してるって言葉聞きたかったなぁ。
この世界なら上手く生きていけると思ったんだけどな。
はぁ。常々神様に嫌われてる。
何やってもだめだな、私って。
『ねぇ………………監督生さん…。』
監督生「喋っちゃっていいんですかぁ？傷口開きますよ。」
『余計なお世話よ。
あなた……今どんな気持ち？私がいなくなって幸せよね？
ごめんねぇ………。いままで、あなたの邪魔しちゃって…。
…………辛かったよね。
あなたの………気持ち、私にはよく分かるよ。』
監督生「はっ。いまさら命乞い？惨めねぇ。」
『違うよ………。私には本当にあなたの気持ちがわかるの。
だって…私もそうだったから。』
監督生「なにか声が聞こえる…………逃げろ！！」
ラギー「血の匂いだ！！！！レオナさん早く！！」
『ラギーくんたちか………………。』ﾄﾞﾀﾝ
ラギー「Aちゃんの部屋から！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
レオナ「おい！何やってんだよ！！！」
ラギー「ド、ドアが！ドアが開かないッス！なにかに塞がれてる！！」
レオナ「ﾁｯ。どけ！ｷﾝｸﾞｽﾛｱｰ！！！」ｻｯｰ
ラギー「Aちゃん！！」
『あれぇ？ラギーくん？
どうしてここに…………………？』
ラギー「喋らないで！！傷口が開いちゃう！！
レオナさん！！救急車！！！！」
『いいよ別に。もう………間に合わないから。』
レオナ「何いってんだよ！あと１０分くらいで到着するみたいだ。それまで持ちこたえろ。
ラギー、応急処置だ。」
ラギー「はい！」
『大丈夫………。私は大丈夫だよ。』
ラギー「でも！」
『もしかしたら、私のユニーク魔法で………。』
ラギー「そんな弱ってる状態じゃ魔法なんて使えないでしょ！！！！ねぇ、Aちゃん！」
『大丈夫だよ。ｻﾜｰ・ｳｨﾝﾄﾞｰ……………。』
ラギー「？！傷が治ってく」
『ほらね、まだ痛みはあるけど腹部だけ時を戻したの。
ね？大丈夫でしょ？』
レオナ「無茶すんなよ。一応病院行くからな。」
『はい。あれ？ちょっと眠いや。』
ラギー「ゆっくり休んで。」
『ありがとう。』
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作者名：ムシュー・紅茶 | 作成日時：2023年7月8日 9時
