鬼の過去。 ページ9
一瞬で身体中に毒が回った鬼は
その場に倒れた。
｢た、たすけて…死にたくない。死にたくないよぉ…なんで俺ばかりこんな目にあわなきゃいけないんだよ…｣
鬼が倒れる前に私の中に鬼の過去の記憶が入ってきた。
〜〜〜〜
『母様！見てください！綺麗でしょ！』
母｢そうね。とても綺麗だわ。後で父様にも見せましょう！｣
『はい！』
あの頃はとても楽しかった。
あんなことが起きなければ…
父様はとても優しかった。
ただ、人が良すぎた。
柄の悪い人達に利用された父様はボロボロになって帰ってきた。
『父様！コレ見てください！先程見つけたんですよ！？』
父｢そうか、すごいな。桃里は偉いな。｣
『えへへっ』
とても幸せだった。
何日かが経って柄の悪い人達は
村中に父様のありもしない噂を流した。
その噂のせいで、俺たちの居場所はなくなった。
村｢あの子のお父様、金を盗んだんでしょう？最低ね。｣
ちがう…
父様はそんなことしない。
ある日のことだった。
俺はいつも通りに家に帰った。
そこには、父様と母様の亡骸があった。
『と、父様…？か、母様…？ね、寝てしまったのですか…？』
何度も二人を揺すった。
『起きてください。桃里は今帰りました…いつもみたいに笑顔で迎えてください…ねぇ！』
あの方とあったのはその時だった。
？｢お前は、人間が憎いか？｣
『え？』
？｢お前は、母親と父親を殺した人間が憎くないか？｣
『憎い。憎い憎い憎い憎い』
？｢ならば、鬼になれ。そして、憎き人間に復讐するのだ。｣
そして、あの方は俺に血を分け与えてくださった。
『ゔぁぁぁぁぁぁ！』
自分の中の細胞が壊れていくのがわかった。
『はぁ…はぁ…』
｢これでお前はわたしの仲間だ。憎き人間に存分に復讐するがいい。｣
『ありがとうございます。』
それから俺は村人全員を喰い殺した。
何人も何人も。
母様と父様の仇を打つために。
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MOMO(プロフ) - 藤の型の名前が凄く好きです！更新頑張ってください！これからも応援してます！( *˙0˙*)۶ (2022年11月20日 12時) (
レス) @page16 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - 藤の型がとても詳しく書かれていてびっくりしました！これからも頑張ってください！😎 (2022年5月3日 7時) (レス) @page12 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
あおぞら。(プロフ) - 金米糖さん» ほんと有難い限りです！そう言っていただけると嬉しいです！（笑) (2020年6月18日 20時) (レス) id: 421f985403 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - お気に入りがどんどん増えていきますね！一番最初にコメント出来てなんか誇りです！（ドヤ顔）頑張っていてすごいと思います！ (2020年6月18日 18時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
あおぞら。(プロフ) - 金米糖さん» ほんとありがたいです！頑張るです！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: 421f985403 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青空 Sky | 作成日時：2019年12月1日 22時
