凪 誠士郎拾いました 【ブルーロック】

08 ページ9

.




普通に家に向かい、普通に家の鍵を開けた

普通に靴を脱ぎ、2人分の靴を揃える




「ただいまー……って感じかな」



『朝いたからね』



「買ったの、向こうでいいの？」



『うん。ありがとね』




スーパーで選んでいる時はカゴを持ってくれて

帰る時には買ったものを持ってくれると…


モテ男テクみたいな講演会どっかでやってたのかな




「俺なにする？」



『んー…ゆっくりしてていいよ』



「わかった」



『あっさりだねー』




と言いつつもキッチンに近い所でゲームしてる

お腹すいてるだけだろうけどソワソワしてて可愛い




「明日パジャマ持ってきてもいい？」



『どれだけいるつもりなの？』



「俺が納得するまでに決まってるじゃん」



『納得するのかな…それ』



「多分しない」



『しないのかー』




居心地がいいのかな

いや知り合ってまもない人の家がそんな事はないか




「白いシチューご飯に乗っけて食べていい？」



『私それ好きだよ』



「いるんだ」



『え、好きじゃないの？』




賛否ある食べ方みたいだけどね

昔給食でやってたら変な顔されたっけ…




「…俺も好き」



『他にもいてよかった』



「家でやったら怒られる」



『そっかぁ…』




身内からそう言われたらしょうがないか

だから「いるんだ」って驚いたわけね




『うちに来た時は好きなように食べていいよ』



「…ぅん」



『そんなに毎日は来ない方がいいんだけどね』




色んな凪くんが見れて嬉しいけども

たまに私の心臓が持たない時があるからなぁ




「優しすぎだし…」






.

09→←07

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す