凪 誠士郎拾いました 【ブルーロック】

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『じゃあまたね凪くん』



「すぐ来る」



『すぐは来ないでよ』




ちょうど凪くんの学校への道のりに私の職場があった

必然的に一緒に行くことになって、必然的に職場がバレてしまった




「何時まで仕事なの？」



『それ言ったら待ってるんでしょ？』



「ダメなの？」



『一旦お家に帰ったならいいけど。そしてちゃんと仲直りすること』



「わかった」



『ほんとかなぁ』




きっと私の方が遅いからこの子の性格上、待つことは無いと思う

待たれてても色々誤解招くしね




「…学校行ってくる」



『うん。行ってらっしゃい』



「波さんも……行ってらっしゃい」



『ありがと。行ってくるね』




チラチラと振り向いてくる凪くんのために、姿が見えなくなるまでここにいよう

凄い落とし物を拾ってしまったなぁと思いますほんと




『もう、見えないかな？』




さ、出勤しますかね

あんまり行きたくなかったけど凪くんから行ってらっしゃいと言われちゃったら行くしかな…




？「れいかさっきの誰？」



『びっくりした。誰でもいいでしょ』



？「高校生っぽいけど、もう見つけたんかよ」



『あなたに言われたくない』



？「あんな意味わかんないやつなんかじゃなくて、また俺とやり直そう？な？」




意味わかんないやつ？凪くんが？

私がいる間も、私の後輩と関係持ってたやつに意味がわからないなんて言われたくもない




『ふざけないで』



？「れいか？俺まだお前がす……」



『私は好きじゃない。じゃあね』




凪くんの事を言われて無性に腹が立った

なんでこんな本気になるかは…良くは分からないけど










冴島 ｻｴｼﾞﾏ

・夢主様の彼氏だった人
・夢主様の後輩と浮気
・婚約するつもりはあった



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