歩く理性破壊機に破壊された時の彼ら【ブルーロック】 (ページ10)

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7 Ranze side ページ10

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あ、れいかの髪

ﾂﾝﾂﾝ

『どしたー？蘭世』

「髪、いつもと違うな」

『そそ。さっきありゅりゅにやってもらったんだー』

「おそろい、おそろい」

ツイスト、ツイスト
俺と同じ。おそろい嬉しい

『てか蘭世っていつも自分で三つ編みしてるんでしょ？上手やんな』

「クセでやっちゃう」

『可愛いやんか。1回外して見せてや』

俺なんかよりれいかの方が可愛いと思うけどな
三つ編みを外してからもずっと可愛い可愛い
………なんか嫌だな

『蘭世はどっちも似合うな』

「邪魔くさい。鬱陶しい」

『三つ編みでも同じとちゃうの……ならこうしよや。座って座ってシッダンシッダン』

「座って座ってシッダンシッダン」

ハマった。シッダンシッダン♪
れいかのこういう所好き
言われた通りに座ると、れいかが俺の前に来て……

……柔らかい

「っん……お、おいれいか」

『動かんといて。髪引っ張ってまうから』

「そ、うじゃねぇ」

そんなのどうでもいい。流石にまずい。パニックパニック
気づけってれいか。お、俺どうしたらいい…

なんて思ってると『出来た！』って声
パチパチ1人で拍手するれいかの能天気さにモヤッとする

『蘭世？』

「胸……当たってる」

『ぅおっとごめん。悪気は無い』

悪気が無い方が良くないだろ
誰にでも無意識に同じことするかもだろ。それ嫌だ

『ごめん』って絵に書いたみたいに合掌する手を解いて、顔を見るとキョトンとした顔
……俺ばっかりドキドキしてんじゃねぇか

「俺も男。ちゃんと意識しろばか」

『ごめんて。可愛くてテンション上がってた』

「可愛いもやめろ」

歳下でチビで、猫みたいだからってな…
ち、ちょっと初めての感触でビビった……けど

俺だって、お前に男として見られたい
可愛いばっかりじゃそりゃ嫌だ

『反省反省。わかった』

『それでいいそれでいい』

「なら……かっこいいで、蘭世……でええ？」

「っ……それでいいそれでいい」

……好き好き
俺がもっとかっこよかったら

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俺を好きになってくれるのかれいか