歩く理性破壊機に破壊された時の彼ら【ブルーロック】 (ページ5)

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4 Yoichi side ページ5

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「んー…」

「眠いなら部屋戻れよ凪」

「そーする…おやすみー」

つーかもうそんな時間か
んー…もうちょい

『世一』

「ん？おーれいか」

『まだ寝ないの？』

「おう。あとちょっとだけ見てぇんだ」

『今日の試合の？』

「そう。見えてたんだよこのシュート」

集中しすぎててれいかが隣に座ってたの気づかなかった
めっちゃくちゃいい匂いする。風呂上がりか…

…っぶね。変な想像しそうだった
ち、違うこと。そうだよ試合の解説でもしよう

「ここで千切が出てくるだろ？そしたら馬狼が…」

『ほー、解説あると確かにそうやんな』

「だろ？ってことは絞られるコースはここだから俺はこっちで…」

『それをフィールドでやってたの？世一すごいよ』

素直に褒められると照れるな
よくれいかは「私サッカー詳しくないからアドバイスは出来んけど、褒めるのは得意やで」って言うけど

まじでこれが力になるし……嬉しいんだよな

「この時の凪さ……」

ちょうど凪と俺のいいシーンが流れたから、一旦止めようと思って停止ボタンを押そうとした…

…んだけど

『ごめん世一……私の方が先に行きそうやわ』

肩にれいかの頭の重みを感じた
眠そうな顔……こんな時間まで頑張ってたんだもんな

まだちょい濡れてる頭を撫でると、猫みたいに擦り寄ってきた……すっげぇ可愛い

「ごめんな付き合わせて」

『んーん、もっと聞きたいよ』

「眠いんだろ？」

半分寝てんだろ
とろけそうな顔。男に見せんなよまったく

『眠い。けど世一が楽しそうなの見るの、好きやねん』

「っ…俺も…れいかに話すの……好きだし」

『ならええやんか…もっと、教えて？』

あーもうこっち見んなよ、ばか
警戒心無さすぎだろ。俺だって男だって言うのに…

凪のやつ先に返しといてよかった。ちょっと前の俺ナイス

「あーもう寝る寝る！寝るぞれいか」

『眠なったん？』

「はぁ……むしろ起きたわ」

『大変やんな』

「お前が言うな。ほれ部屋行くぞ」

誰のせいだと思ってんだよ
えぐすぎだろこいつ……寝れるわけねぇ

けどまぁ、珍しいれいかを見れた気がする

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れいか、俺にだけにしろよ。そういうことすんの