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2 Reo side ページ3

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「おやすみ」

『おやすみー。しっかり休むんだよ』





んだよ先客がいたんかよ
出てきたのは千切。お前もかよってお互い顔を見た

あぁ、俺もだよ





「相談いい?」


『ええよー玲王』





おいでおいでって手招き
ある程度予想が着いてそうな顔してるから、遠慮なくくっついて座る

バレててもいい。近くにいさせろ





『誠士郎の相談する時はいつも近いねん。無意識なん?』


「いやわざと」


『わざとかい。んでどうしたの?』


「俺って凪にとって今までもずっとめんどくさい存在だったんかなって」


『うわ重っ』


「あいつ日に日に上手くなるし、あんな無気力で俺がいないと練習もしねーし、それにな…」






全く嫌な顔しない
ましてや俺の話を遮ったりもしねぇし、ただただ「うん」って話を聞いてくれる

けどなんか、スッキリしねぇんだよな…





「…あいつ自らゲームメイクしたり、今までは俺が凪に変わって作ってたけど、それが逆に足枷……」





れいかの人差し指が唇に当たった
やっぱり嫌だったか。俺ばっか話しちまったし

れいかにも離れられたら俺…どうしたら





『玲王は玲王でしょ。誠士郎のための玲王じゃない』


「っ…けど」


『なら誠士郎のために頑張った、玲王にして、これからは玲王のために頑張る玲王にしよ?意味わかる?』


「…わかる」


『ならよし。玲王は1人でも戦える強い選手だよ。今はちょっと誠士郎がリードしてるのかもしれないけど』





なんだよそれ、すげぇスッキリするじゃん
俺の頭を撫でる手も、励ます声も全部
…安心する

けどまぁそんな俺は、お前に頼っちまってるけどな





『1人はしんどいから、こうやっていつでも支えるよ』





やっべ、声出てたか?
って思ってれいかを見ると『ん?』って可愛いくらいの間抜けな顔

はぁ…本心かよ





「……好きになるぞ」


『なりなよ。私のために頑張れる、その目標もできるでしょ』


「あーもうなんだよお前…悔し」


『元気になったやん。よかよか』


「ありがとなれいか、なんか吹っ切れたわ」





顔がさっきから熱い
見られたら笑われるだろうから、隠すために頭を撫でて、柄にもなく逃げた


好きになんだろあんなの…
あれが無自覚だって言うんなら















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無自覚のまま、俺を好きにさせてやるよれいか

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作者名:ミタンダ | 作成日時:2023年9月4日 17時

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