ケモノ阿吽のいる暮らし。2冊目

マウント。 ページ28

瀬見side


我らがマネージャーがあのカイチョーに

拉致られてから早1時間(原因はカイチョー)。

返してくれそうもないので部室でみんなと

話していたら話題は突然恋バナへ(原因は太一)。

話に花を咲かせていると何故かマウント大会に。


「いや、俺はこの前スライディング

受け止めてもらってっから」


「いつの話だよそれ

(前作 友達がイケメンすぎてつらい。参照)」


「いや、その点においては俺が1番です！」


「お前は甘やかされてるだけだろ」


「年下だから可愛がられてるだけだろ」


「恋愛対象として見られていないだけだろ」


「酷くないですか！？」


「今1番の要注意人物は工かな〜？」


「いや、この前獅音もあいつの頭撫でたり

してるからダークホースを考えて獅音だろ」


「くそっ、父親ポジションの権力を

悠々と振り回しやがって！！」


「別にいいだろ」


「若利くんは？そういうのないの？」


「ある」


「あるの！？」


「一緒に寝た」


はぁ！？とみんなが驚く。


「はぁぁお前抜け駆けしすぎだぞ！？」


「瀬見さんもしょっちゅうA先輩の家

行ってるじゃないですか人のこと言えませんよ」


「俺だって一緒に寝たこと…





あるけど(小声)」






「英太くんそれマジ！？」


「ば、ばかばか昔だっての！

(前作 瀬見さんが愚痴りに来た。参照)」


「でも結局1番家行ってるの英太くんだし

最終的に俺らの敵は英太くんじゃない？」


「同意です」


「そうだな」


「間違いねぇ」


「ちげぇっての！！」


結局矛先が俺に向いたままトークは収束。


その日はあいつら(特に白布)がめちゃくちゃAを

俺に近づけさせまいとセコムしてた。

ほらA困ってるよ。やめたげろよ。


「先輩、向こう行きましょ」


『？う、うん？』


「俺が何をしたってんだよ」


「瀬見さんなので」


「かぁいくねぇ！」


「あ、瀬見さん、どうでもいいですけど

購買の卵蒸しパン美味かったッス、あざっした」


「犯人太一かよてめぇ！」





ーーーーー

どうも。しろめっとです。
ふと前作の誤字なりなんなり直していたら
お気に入りが20人を突破していました
目が開きすぎてドライアイになりました。
どうしてくれるんですか。
えにうぇい、とっても嬉しいです。
こんな私の拙い文章ですが、皆さんの心の癒しなり
なんなりになれるのなら、これからも精進して
参りたいと思います。本当にありがとうございます。

やっぱり恋敵茂庭くん。→←人質。

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