4話 ページ4
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朝のホームルームが終わり十分休憩に入った時。
かぼす組の扉が勢いよく開いた。
「A!」
「でたよシスコン。」
満面の笑みの炭治郎だった。
Aは気だるそうな顔をして炭治郎を見て見ぬふりをする。玄弥はこいつら懲りないな…となんとも言えない視線を二人に送っていた。
最初こそはこの炭治郎のシスコンっぷりにクラス全員が驚いていたけれど、なんだかもう三周くらいまわって炭治郎のシスコンが名物のようになっていた。
炭治郎は、俺のAへの愛が認められた!と喜んでいたがAにとっては迷惑以外何者でもない。
炭治郎と目を合わせないために取り敢えず机に突っ伏した。
「ど、どうしたんだA!?具合でも悪いのか!」
しかしそれが逆効果。何の躊躇いもなくかぼす組の中に入る。
因みに他クラスに入ることは禁止。要は校則違反。
炭治郎の中では「校則<<<<<<<<A」であるからAのこととなると校則なんてあってないようなものなのだ。
「…たった今具合が悪くなった。」
「大変だ!俺が保健室に連れて行ってやるぞ!
おんぶか?はっ…!お姫様抱っこの方が良いだろうか?」
「あはは、貴方が自分のクラスに帰ってくれれば一瞬で回復するよ。」
炭治郎が体調不良の原因だからね、と心の中で笑顔で毒を吐く。
*これを言葉に出せば効果はバツグンだ!
*しかしAはこれを口にする度胸がない!
*何故なら!
*「俺の愛が足りなかったのか…」と炭治郎が盛大な勘違いを引き起こすからだ!
「いやA、少しでも身体に不調があるなら保健室に行くべきだ!今日は平均体温より3度も体温が低かったんだぞ!それに若干貧血気味だろう!」
「……待って私の体温なんで知ってるの…?私体温なんて測ってないんだけど…」
もはや恐怖すら感じるシスコン度。
前の席の玄弥も若干引いた様子で炭治郎を見ていた。
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とく(プロフ) - すごくいいお話でした…。涙が出るほど(笑) (7月19日 12時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
えむえいか - 貴方様は、神ですか? (2022年5月20日 16時) (レス) @page5 id: 6c61bb4c69 (このIDを非表示/違反報告)
孤 - 神作……… (2022年5月9日 15時) (レス) @page44 id: af8576bbe7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - たまに………たまに原作を思い出すような描写があって……目から汗が……… (2021年12月5日 7時) (レス) @page50 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴 - 炭治郎のシスコン具合がめっちゃ良かったです‼︎無一郎と有一郎がでて来るとか最高すぎます‼︎とっても良い作品ありがとうございますー! (2021年11月21日 22時) (レス) @page50 id: 378955c846 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白霞 | 作成日時:2020年6月13日 19時