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「あ、あの。翔さん、」
翔「ん？」
すごく近くで聞こえる翔さんの甘い声と
私の顔にくっついた翔さんの胸がなってるのを聞くと
うううって左胸がいたくて
それに加えて翔さんへの恋心も溢れそうで
今はストンって下ろしてる両手を回して
子供みたいに潰すほど抱き締めたい。
もうこんなの苦しくて嫌だよ、っていう私も聞かずに
翔さんは話し出す。
翔「…明日ね、真奈ちゃんに会うの」
「……みたいですね、」
翔「ふふ、知ってたか。…けど絶対、キスとかそんなの、しないから」
「…どうして？」
翔「…裏切るもなにもないけどさ。Aちゃんにしかもうしたくない」
「…だけど彼女は、真奈なんですから。」
翔「…明日の夜には、そうじゃないようにするつもり……ってかするから」
「…振るの？」
翔「…うん。待ってて」
そう言った翔さんが、私のことをもっと強く抱き締めて
私の右肩に顔を埋めて
翔「キスしても良い？」
って甘く言った。
その台詞ひとつでももうビッグパンチなのに
言う唇の先が少し私の首に当たるから
ダブルパンチが私の胸を速めた。
そのまま顔をあげた翔さんが、顔をゆっくり傾けて
優しく私の唇に触れた。
そのまま幾度か啄んだら
口角が優しく上がる翔さんの顔が上がってきた。
翔「…抱き締め返してくんねぇの？」
って切なく呟く翔さんに、もう我慢も限界で。
ずっとうずうずしてた両腕を素直に背中に引っ付けたら
翔さんの胸板に顔を埋めて
思いっきり抱き締めた。
翔「ふふ……子供かよ(笑)」
そうやってまた私をぎゅう、って抱き締めてくれる翔さんにもう、想いが止まらない。
「…翔さん」
翔「ん？」
「本当に真奈じゃなく私のことを好きで居てくれるんですか？」
翔「うん、信じてて」
私の腰に回してた両手のうちの右手だけ外して
胸板にある私の頭の上にフワッと置いた。
そんな夢みたいなシチュエーションに
もう胸の痛みも最高潮で
「…翔さん。私も好きです」
って素直に出たら
頭に置かれた右手が離れて私の顔を取って
そのまま翔さんと目があった。
そして今までで一番長くて一番幸せな
甘い甘いキスをした。
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まも(プロフ) - ゆかりさん» ご感想有難うございます！可愛いですよね(*^^*) (2016年6月8日 15時) (
レス) id: 6957800e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ翔ちゃん大好き愛してる (2016年6月8日 11時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まも | 作成日時：2016年5月28日 8時
