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柔らかい雰囲気はずっと変わらなくて、ときどき甘い雰囲気を出す翔さんにドキドキして
羽上がりそうな心臓をただ抑えるうちに、もう長針が9時に達してしまいそう。
翔「あ……もうおせぇな。帰ろっか」
「…はい」
一呼吸おいて、頷く。
じゃあお会計、っていう翔さんに雅紀さんがよっしゃ、って飛び出してレジスターに向かった。
「あ、翔さん今日は割り勘しましょう！」
翔「え？なんで(笑)いーよ払う」
「い、嫌です！昨日も奢ってもらったのに」
翔「こんなとこで払わせる方が辛いわ。な？智くん」
流石にこんな高そうなとこ、ってどうしても割り勘にしたい私を
意地でも否定する翔さん。
助け船を求めるような視線で智さんを向いたら
そーだよ、って笑う。
智「ここは素直におごられちゃった方がいいよ。Aちゃんが払うってんなら俺らがタダにしちゃうよ？」
翔「え、俺の時は」
智「払って」
わはは、って楽しそうに笑い始める二人に、もう入る隙もない。
一段落ついたところでほんとに良いんですかって、確認した。
翔「んなに申し訳無い？」
「そりゃ……もちろん」
翔「あー。じゃ、こうしよっかな。俺がここ払う代わりに、これから付き合ってくれない？もう夜もふけてくるけど」
そんなの……そんなの、奢ってもらわなくても嬉しいのに
行きたいに決まってる。
「…付き合わせていただきます」
翔「よし、やっと折れた。笑」
翔さんからしたら、私を折らせるための口実だったのかもしれないけど
私からしたら、違うんですよ
今日がまだまだ輝くように思える、素敵なお誘い。
翔「じゃあ行こっか」
お会計を済ませた翔さんの後を付いて行く。
雅紀さんや智さんの声を背に
ネオン管が目の前のビルで光って
転けんなよ、って優しくする翔さんが
その光に照らされた。
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まも(プロフ) - ゆかりさん» ご感想有難うございます！可愛いですよね(*^^*) (2016年6月8日 15時) (
レス) id: 6957800e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ翔ちゃん大好き愛してる (2016年6月8日 11時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まも | 作成日時：2016年5月28日 8時
