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会議室に入れば、楽しそうにニノさんと翔さんが雑談中。
その様子を羨ましそうな目で見つめる真奈は、
いつもと違う、翔さんの目の前に座ってた。
「すいません、遅れました〜」
和「あぁ、おつかれ。ここ、」
私は、目の前に誰もいない、スクリーンの目の前に座って
真奈が入れたんであろうアイスティーを啜る。
和「ふふ、翔さん。今日ガチガチですね」
翔「いやー、二宮部長の威圧感ったらないですね」
馬鹿笑いする二人も、それ相応に緊張してるだろう。
今私たちが計画してるのは、２か月後に迫った花火大会のこと。
実行委員会の翔さん側の会社VS
当日の営業や駐車場、花火を打ち上げる方々の安全などを考慮し、手配する私たち。
故に、実行側の翔さんが
ニノさんに値引きを交渉してる
和「この間出たお値段で、検討してみました」
お金に渋るニノさんが、前に出た提案を今回まで持ち越すなんて初めてだからか
少し期待しているような表情の翔さんが
ニノさんをジィッと見つめて。
なぜか、ニノさん優しくしてあげて！って願う私を不思議に思って
資料に目を向けたけど、
横に座ってる真奈はもっとすがるような目で
ニノさんを見つめてた。
和「無料駐車場が、当初の計画よりは狭くなってしまうと思われます。ですので、電車で来ることをお勧めするのであれば。動員数はさほど変わらぬまま、このお値段でも出来るかな、という結果になりました。…いかがでしょう」
薄めてた目がパァっと開いて
ピンクの唇から揃った白い歯が見えた。
翔「良かった！お客様には電車をおすすめしたら良いんですね！ポスターにも入れましょう！」
部長「よかったね、翔くん」
翔「はい！すごく！」
まるで他人事のように褒め称える部長さんを
ひきつった顔でニノさんが捉える
翔「えーと。では、今日の会議では何を話しましょうか…すいません(笑)なにぶん今日も交渉が続くと思っておりましたので…」
和「んー……では、次回からの作業分担をしましょう。現場を見て構成を練るペア、花火技士さんたちに会いに行くペア、出店の方々の対処をする方、出店の店長さんは電話で連絡してくる人も多いので、一人で十分でしょう。」
その3組を決めるのは、くじ。
今どきくじかよ、ってバカらしくなる私をよそに
真奈の目が女豹のように光った。
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まも(プロフ) - ゆかりさん» ご感想有難うございます！可愛いですよね(*^^*) (2016年6月8日 15時) (
レス) id: 6957800e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ翔ちゃん大好き愛してる (2016年6月8日 11時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まも | 作成日時：2016年5月28日 8時
