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しのぶさんが去っていった後やってきたのは実弥さんだった





不死川「A!!」


『実弥さん…』


不死川「よかったァ、目が覚めてェ…!!」


『すみません、心配かけちゃって』


不死川「ほんとだよ、この2週間どんだけハラハラしてたか知らねぇだろォ」





実弥さんは私の頭を撫でた




不死川「俺が最初ここ来たらよォ、お前全身包帯だらけだったんだぞォ
…生きてくれててよかったァ…」


『実弥さん、ごめんなさい』


不死川「いいんだよォ生きてくれてるからァ」


『そうじゃなくて、簪、やられちゃって…』


不死川「簪かァ、知ってる、大事にしてくれてたんだってなァ」


『だって、実弥さんから初めて貰ったものだったから』


不死川「A」




手に袋を乗せられた




『…!!これって』


不死川「開けてみろォ」




袋には黄緑色の綺麗な簪が入っていた




不死川「壊れたらいつでもあげるわァ
まぁ壊れなくてもあげてやるよぉ、
Aがそれで喜んでくれるならよォ

だから毎日挿しとけ、俺のだって印」


『…!』




ブワッと身体中が熱くなる

恥ずかしい、けど嬉しくて

どうしても、貴方に触れていたくなる

だけど、体が痛くて動かせない




『実弥さん、ありがとうございます』


不死川「なぁA、そろそろ敬語外してくれよ」


『え、でも』


不死川「年の差とか関係ねぇからァ
俺が外して欲しいって言ってんだよォ、なァ?
だから、名前も呼び捨てで呼んでくれねぇか…?」


『…!!
…さ、実弥…』




好きな人の名前を呼び捨てにするだけでなんて恥ずかしいのだろう

なんとなく、距離が近づいたようでくすぐったい

恥ずかしくて下を向いていた顔をあげると顔を赤らめながらも嬉しそうにしている実弥さ…実弥がいた




不死川「なんだろ、すっげぇ嬉しい」




そう言って照れたように笑っていた

あぁ、好きだなって思う

私以外に見せないその顔が愛おしかった


そんな顔を見つめてると実弥は顔を近づけてきた

目を瞑ると唇にやわらかいものが当たった

唇が離れる


もっと触れたい

もっとしたい


そんな気持ちはいつの間にか言葉になっていて




『実弥、もっかい』


不死川「…そんなかわいいこと言うなよォ」




そう言ってもう1回してくれた

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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たまきゆら(プロフ) - みぃさん» そ、そんな、ほ、褒めても何も出ませんよ!照れるじゃないですか!期待に応えられるように頑張ります、ありがとうございます! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて1から全部読んできました!とても楽しく読んでいます!不死川さん推しなのでまじで嬉しいです!(土下座)無理せず更新頑張って下さい! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 55587a9e76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月13日 0時

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