か な で ろ【鬼滅の刃】

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宇髄｢ここ、座れ｣




宇髄さんの目の前に置かれた座布団に座った

…あれ??宇髄さん顔違う…??
すごく…端正な顔だ…



宇髄｢Aよ、これからきっと話が派手に長くなる
遠慮せず、楽な姿勢で聞いてくれて｣



ちょっとだけ足を崩した

それを見て宇髄さんは話を続けた




宇髄｢ここに住む以上、俺達のことを知っておく必要があると思うんだ

まず、お前の両親を殺したのは鬼だ｣




確かに人間ではないような雰囲気が感じられたが、この世に鬼なんて存在がいたなんて




宇髄｢俺がお前を助けたのは、俺がその鬼を倒す仕事をしているからだ
その名も鬼殺隊…鬼を殺す隊だ
まぁ、政府非公認の組織ではあるんだがな｣




鬼殺…隊…




宇髄｢俺は強くない
もしかしたら明日には目をやられて目が見えなくなっているかもしれないい、片腕がなくなっているかもしれないし、死んでしまうかもしれない

嫁3人に鬼の調査などを任せることもある

いきなりお前をこの家に1人にするかもしれねぇ

それは調査によってしかないと誓う
嫁3人の命は俺の命よりも大事だからな｣




人を大切に思う心
自分よりも相手を尊重する心
どちらも私にはないものだった

両親は憎いし、他に付き合いのある人なんていないし
家族というよりか仕事仲間みたいな感じで家族であったかすらわからないし、友達なんかできたことなかった




宇髄｢もちろん、お前はこの家に住んでる以上俺の家族だ
お前の命は俺の命よりも大切にする｣

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