か な で ろ【鬼滅の刃】

013 ページ14

宇髄｢わかった、わかったから泣くな、地味になるぞ
あと頭をあげろ、それも地味だ｣




自分が言ったことがごちゃごちゃしすぎてわからない

でも、言いたいことは言い切った




頭をあげて父上の顔を見る




なにかを決心したような顔だった




宇髄｢俺は、お前を肯定すると言った
それを撤回するのは俺が許さねぇ

男に二言はねぇからな｣


『…!!じゃあ…!!』









宇髄｢……………どんなに厳しくても、辛くても、絶対にやりきる覚悟はあるんだろうな？｣









『はい!!』









宇髄｢…はぁー………………｣


『…父上………??』


宇髄｢………さっきあぁは言ったものの、俺は鬼殺隊になるために誰かに育成してもらった訳じゃねぇんだ
あくまで自己流でここまできたからな、いざ教えようにもなにからしたらいいかわかんねぇ…

とりあえず努力はしてみるがよ、どうなっても知らねぇぞ｣


『大丈夫です』



宇髄｢まさか俺に継子はできるとはな…｣


『つぐ…こ…??』


宇髄｢鬼殺隊にはな、柱と呼ばれる人物がいて、柱が直々に育成する剣士のことだ｣


『柱…!!強そうですね!!』


宇髄｢俺以外は、な｣




そう言う父上の笑みは悲しそうな、それでいて儚げな印象を受けた

014→←012

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す