2人の空間 ページ39
Youside
『はぁぁぁぁぁ怖かったぁぁぁ』
家に帰った瞬間涙目になった瑞輝。
助けてくれた瑞輝。
恐怖から救ってくれた瑞輝。
｢ありがとう。得意じゃないはずなのに、｣
2人ベッドにダイブして、天井を見る。
『だってさ、俺の恐怖の気持ちより、Aの恐怖の気持ちの方が大きいに決まってるし、まず、困ってる彼女助けるのが俺の役目でしょ？』
｢……｣
瑞輝の彼女で良かったな……
『え、何、え、恥ずかし。ちょ、何か言ってよ、』
って言って顔を赤くして布団に潜った瑞輝。
｢本当は怖かった。あいつの前では強がったけど。死ぬほど怖かった。瑞輝が通り掛かってなかったら死んでた。ほんとにありがとう。大好き。ありがとう。｣
ありがとう、ありがとうと言う度に涙が止まらない。
『……』
何も言わないで抱きしめてくれた瑞輝。
1番落ち着く瑞輝の腕の中。
8年前から変わらない。
初めて抱きしめてもらった日も泣いてた。
それでも瑞輝は何も言わず抱きしめてくた。
死ぬんじゃないか、殺されるんじゃないか。
怖かった。
でも、瑞輝は助けてくれた。
試合で疲れてたはずなのに。
｢ねぇ、瑞輝｣
『どした？』
｢明日OFFでしょ？｣
『ん。』
｢明日大学サボるからさ、行きたいとこある。｣
『行きたいとこってあの丘でしょ。』
なんでもお見通し。
8年前から変わらずあるお花の丘。
14歳と20歳だった私たち。
8年後、
22歳と28歳になった私たちが
記念日には毎年変わらず行く場所。
私たちの、思い出の場所。
明日は8年目の記念日。
｢瑞輝、飲も。｣
『俺も同じこと考えてた』
冷蔵庫から缶ビールを２本出し、
｢『乾杯』｣
『Aももうビール飲める年になったか』
｢もう22です｣
『俺の中では永遠の泣き虫14歳』
｢瑞輝も泣き虫なくせに｣
2人でいる時間が、2人だけの空間が
私たちの生活を暖かく包んでくれる。
｢瑞輝蜘蛛！｣
『ぎゃぁぁぁー！！！』
｢うそでーす｣
『……おやすみ』
｢ふて寝かーい｣
『ほら、はよ寝るよ』
｢そうだね、おやすみ｣
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オむライス(プロフ) - なるみさん» なるみさん初めまして！いつも読んで下さりありがとうございます！笑リクエストありがとうございます！今日中に書きますね！ありがとうございます！ (2019年1月27日 18時) (
レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - こんにちは、いつも読ませて頂いてます。私も日ハムファンです。笑リクエストなんですが、西川選手と、主人公さんが、めっちゃ仲良く話してて、堀選手が、嫉妬する、という感じのをして欲しいです (2019年1月27日 18時) (レス) id: ee95317f4b (このIDを非表示/違反報告)
オむライス(プロフ) - まるさん» 誠に申し訳ございませんでした。そうですね、読者の皆様に不快な思いをさせることは許されないことです。ありがとうございます。 (2018年11月11日 21時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 何度も同じ注意をされないで下さい (2018年11月11日 21時) (レス) id: 860a58c456 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為ですので。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年11月11日 21時) (レス) id: 860a58c456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オむライス | 作成日時：2018年11月11日 21時
