10.お風呂の時のお約束 ページ10
さやか「何しているんですか!?」
その人は私の声に気付き、私の目の前に立った。
銀時「なんだよ、さやか。急に大声を出して」
そう。天井から落ちてきたのは、紛れもなく天パの髪をした銀時さんだった。しかも、女装をした・・・
さやか「なんだよじゃないですよ!なんでこんな所にいるんですか!?」
銀時「見て分からないのか?俺は、この風呂に入ろうとしただけなんだよ」
さやか「入ろうとしたって・・・ここ、女風呂ですよ!」
銀時「だから、こんな格好しているんだろうが。俺は、銀さんじゃなくてパー子なの」
と言って、着ている服を私に見せびらかせた。
さやか「いやいや・・・そんな格好だからって、女風呂に入っていいことにはなりませんよ!あと、話をそらさないでください!!覗いてましたよね!?」
銀時「いやいや、俺は別に覗いてたわけじゃないからね。不審者がいないか見張っていただけなんだからね」
さやか「覗いてるんじゃないですか!?」
銀時「だから、覗いていないって。見張っていたら、ついさやかが着替えているところが見えちゃっただけだからね!」
銀時さんは堂々としていたが、鼻から血がタラァーと出ていた。
さやか「もう、認めちゃってるんじゃないですか!?鼻血も出して!!」
銀時「いや、下着姿だけだから!!」
銀時さん、堂々と覗いてましたよって認めてる!なんか、逆にイライラするんだけど・・・
あぁー!こういう時ってどうすればいいんだっけ・・・!
さやか「銀時さん。あなた、ここのお風呂に入りたいっていてましたよね?」
銀時「あ、あぁ・・・」
さやか「それなら・・・」
私は、銀時さんの胸ぐらを掴んでいた。
さやか「早く入れや!!このボケェ!!」
と言って、テレビで見た一本背負いを見よう見まねで、銀時さんをお風呂場の方へ投げ飛ばした。
「バシャーン」と勢いよくお湯が飛び散り、銀時さんは風呂場の中に入った。
銀時「イタタタ・・・さやか、いきなり投げ飛ばす事はないだろう」
さやか「自業自得です!そのお風呂の中で、ゆっくり頭を冷やしてください!」
私は、お風呂だから逆に温まるんだけど・・・と心の中でツッコミながら、荷物を持って、その場を立ち去ろうとした。
銀時「待てよ、さやか」
さやか「な、なんですか!?」
銀時「前から言おうと思っていたんだけど・・・」
11.天パは変なところを気にするもの!→←9.お風呂は必ず遊ぶもの!!
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茉央 - 更新楽しみにしています。頑張ってください! (2019年2月10日 11時) (レス) id: 13472c8e3b (このIDを非表示/違反報告)
takitaki - アリアさん、コメントありがとうございます♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2018年4月2日 14時) (レス) id: 878724d280 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - 早速読ませて頂きました。すごく面白いです!これからも更新頑張ってください(*^^*) (2018年4月2日 8時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:takitaki | 作成日時:2018年3月30日 9時