…そうだ、番外編作っちゃおう！と思った今日この頃。【文スト】

新双黒が幼児化・ガールガール様リクエスト ページ46

『いや如何いう事だ此れ』

「凪！からだが！どうしよう！」

「やっ、やつがれはいったい……!?」



待て待て、一体如何してこうなった？

先ずやつがれ君が家に来たろ？ 敦君と鉢合わせしたろ？ でいきなり小っちゃくなっちゃった。



『……いやいやいや！いやいやいやいや！おい何でこうなった！』



駄目だ状況何も変わんねえぞ！



「凪、凪！いのうりょくが使えない！」

「くッ……らしょうもん！」

『……』



……あっちょっといいかも。二人共凄い可愛いんだけど。

ちょっと抱き上げてみる。



『あっ死ねる。余裕で死ねるわ此れ』



めっちゃ肌もちもち！ぷるぷる！

敦君もやつがれ君も、異能力がなく更に幼児である為、私には勝てない。



「はなせ！おい凪！はなせと云っているだろう！」

「ちょっと！わぷ、ほっぺ突くなよ！」

『……』



これ敵組織に投入したら一瞬で壊滅するんじゃね？ この可愛さ最早兵器だよ、兵器！

散々抵抗されるので、私は仕方なく二人を下ろす。



「どうしてこんな小っちゃくなったんだろう……？」

「ふん。ぶざまなすがただな」

「はぁ？お前だっておんなじようなもんだろうが！」

「何だと？人虎、そのような口にどときかせなくしてやろうか」

『はい其処喧嘩しないー』



敦君とやつがれ君を掴んで引き離す。全く、如何してこうも喧嘩っ早くなるのか。



『大体、今君達異能力ないんでしょ？泥仕合になるに決まってるじゃん』

「やつがれが勝つに決まっている」
「ぼくが勝つに決まってる」

「「……」」



二人はほぼ同時に云って、顔を見合わせた。



「おまえ！」
「きさま！」

『いやだから！』



もう仕方ないから二人共私の膝に乗せて捕まえておく。

とんとんとリズムよく叩いていると、二人は規則正しい寝息を立て始めた。然もお互いに頭を預け乍ら。


クソ可愛いんだけど。最早アレだよ、可愛さの化身だよ。

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