温もり58 ページ8
寝るまでこまりと遊んでいようと部屋でこまりと戯れていた。
猫じゃらし型のおもちゃを揺らして誘う。
オロチさんはずっと窓の外を眺めていた。
「いた……っ」
手を引っ込める。
こまりは分からない様子でにゃあ、と鳴く。
「引っかかれたのか」
「うん……」
手の甲には二本の傷ができていた。
といっても切り傷程度だから問題はない。
「こまり楽しかったんだもんね……」
私はこまりを責めたりはしない。
こういうことは稀にあった。
傷つくこともいっぱいあったから慣れっこだ。
「もうちょっと遊ぼう」
と、おもちゃをまた手にする。
「今日はもう終わりだ」
と言っておもちゃを取り上げられた。
「えー……」
オロチさんは許可もなく部屋の電気を消した。
仕方なく私は布団に入った。
「……おやすみなさい」
「おやすみ」
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ぐりーん(プロフ) - もうこれ何度見返しても涙…好きすぎる( ; ; ) (2022年1月16日 16時) (レス) id: c2e222939c (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 感動しました、、、 (2020年4月16日 19時) (レス) id: be295054f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒咲優乃 - これ絶対誰でも泣きますよ...感動&少し切ない...良い物語ですね。何年、もしかしたら、何十年か後、主人公がオロチ達とまた再開出来たら良いなぁと思いました (2018年12月25日 0時) (レス) id: c26dd69b91 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 泣いちゃいました! (2017年11月19日 12時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
彩花 - 感動してに泣きました。 (2017年6月5日 19時) (レス) id: 463cc6db15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城京菜 | 作成日時:2016年3月3日 16時