弟がボロボロになって帰ってきた【ヒプマイ】 (ページ16)

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遊び2 ページ16

乱数視点

Aはそのまま流されて街中に繰り出ることになった｡

視線を集めるのはA｡少し高いヒールだから自然と背筋が伸びて歩き方が綺麗になる｡

僕もAに合わせるように着替えてきたけど…本当に女の子と見間違う程キラキラしてる｡

『…大丈夫？これ｡すんごい視線感じるよ』

「Aが可愛いから見惚れてるの！」

『俺が可愛いのは当たり前だし』

「もう！今は女の子なんだから俺って言わない！」

『あっ…凄いこだわり…』

Aは髪を肩ほどまで伸ばしていた｡何でもいざと言う時売る､もしくは変装できるからって言ってた｡

「(勿体ないから僕が活用させてもらうよ～)」

『どうした？』

「んふふ～…なんでもなぁーい」

『何それー！意味深なんだけど』

A視点

「おや｡乱数では無いですか」

「ゲンタロー！やっほ！」

俺は頭を抱える｡Fling Posseの夢野幻太郎｡勘の鋭そうなこの人には今会いたくなかった…

『(会うなら普通の時が良かった…第一印象最悪だろこれ…)』

「ふむ…この前の女性では無いんですね」

「ちょっとぉ！そんな話この子にしないでよ！」

そう言って乱数っちゃは俺の耳を塞いだ｡いや聞いた後に塞がれても…

『…そんなにらむちゃ女コロコロと変えてんの？』

「違うもん！」

「…」

幻太郎を見ると固まってしまった｡あれ…

「……貴方もしや…男ですか…？」

『うわ…最悪｡』

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