弟がボロボロになって帰ってきた【ヒプマイ】 (ページ15)

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A視点

次の日は三郎に何とか説得をして一応納得して貰った｡

言い訳はバイト先に左馬刻が来ていたと言った｡本当のことだよ？来たじゃん(扉蹴破ってだけど)

そして放課後…今日は午前授業だけだったことをらむちゃに言い忘れてたけど…いっか！

『こんちゃー！』

「あっ！Aー！」

乱数っちゃが扉開けると抱き着いてきた｡その拍子に尻もちを着いてしまった｡

『いたーい！』「えへへ…ごめんね」

「突然だけどこれ着てね！」

紙袋を渡され有無も言わさずに隣室へ押し込まれた｡

ガチャ

『ねぇ乱数｡これ…』

「可愛い！！A可愛いよ～！」

渡されたのは綺麗なワイドパンツに可愛いパンプス､ゆったりとしたシャツワンピ｡

『これさ…女物じゃない…？』

「そう！ここ座って～！」

言われるがままにソファに座って話す｡

「実はこの服の周りの反応？評価が知りたくて街中で調査しようかと思ってさ！」

『うんうん｡』

「少し上向いて目閉じて～…それでA丁度暇って言ってたし」

『んー』

「A可愛いし似合うなっと思って！んーってして」

「……それでね～Aに着てもらったんだけど…はい！立って！」

『はぁい』

「うん！似合う！」

手慣れた手つきでメイクを施され流していたらヘアチョークを渡されたので洗面所で軽くつける

「A可愛い！写メ撮ろ！」

『いーよぉー』

あぁ…俺らむちゃにめちゃくちゃ弱いじゃん…

『…ん！？待ってこのまま街歩くの！？』

「そう！もう決定事項だから今更無理とかこっちが無理だからね！」

おねがぁい♡と頼まれたので渋々承諾してしまった｡らむちゃのお願いには弱いのだ｡