BTSと天使ちゃんのお話 15

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グク『わっ、これいつもよりもやばくないですか？』



ホソク『あんまり離れちゃダメだよ』



本当にどこから情報貰ってるのか気になる

空港内は既にギュウギュウでスマホや一眼レフを構えた人が今か今かと待ってるのが外からでもわかる



先頭を歩いてたナムオッパやユンギオッパが曲がり角を曲がって顔を出すと地響きがしそうなくらいの悲鳴




マネオッパやスタッフさんが周りを囲んで道を作ってくれるものの、左右から押し押されで真っ直ぐ歩けたものじゃない




必死に目の前を歩くでっかいグクのリュックを追いかけてたのに、ぐらりと一瞬にして私の視界が左に揺らいだ



何が起きたのか瞬間的に理解は出来なかったけど理解するよりも声をあげないと波に飲まれてしまうって本当的に感じた




千里『オッパ！！』




わたしの切羽詰まった声にグクが後ろを振り向いた瞬間にわたしは人の波の中に埋もれてしまった



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グクside



少しイライラする中
後ろを歩いてる千里は大丈夫か？



俺やヒョン達は男だからまだ耐えてられるけど
小さい千里は埋もれてないか少し不安だった



もう少しでゲートの中に入って落ち着けるから
警戒心が薄れてたとき




千里『オッパ！！』



左右から聞こえるアミ達の声よりもはっきりと
しっかりと聞こえた声に後ろを振り向いた時



泣きそうな顔をした千里が
周りを囲んでたヒョン達の間から消えていくのが見えた

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