魔女裁判〈イナGO〉 (ページ40)

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裁判 35 ページ40

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2012年 12月 10日 03時 16分

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天馬「……これ、なんの模様でしょうか？」

神童「俺も見たことがない模様だな。

こんなところに何故こんなものが……。」

神童教授はそう言い、顎に指で触れ、考えこんだ。

天馬「でも、さっきの人影が消えたのもこのトンネルの中でしたよね。」

神童「そうだな。それにこの壁の前に落ちていた彼女の頭巾……。

ここに、山菜さんに繋がる手がかりがあるとみて間違いはないようだ。」

天馬「調査してみましょう！

……あれ？なんか、物音がしませんか？」

天馬がそう元気に言った時、天馬は何かに気づいたような表情をした。

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天馬の言うとおり、壁の向こうからかすかに物音が聞こえる。

神童「………！」

神童教授が、天馬のその言葉に反応した時だった。

突然、壁が動きだしたのだ。

神童教授と天馬は、突然動きだした壁に驚いた。

天馬「せ、先生……!!壁が………!!!」

天馬がそう言っている間に、壁に刻まれていた模様はバラバラになり、まったく違うところに移動していた。

それはまるで、パズルのようになっていた。

天馬「先生…!!」

神童「どうやら、やるしかないようだな。」

神童教授はそう言うと、壁に刻まれているバラバラになった模様をパズルのようにもとの場所にはめ直した。

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天馬「み、見てください！壁が………!!」

もとの場所にはめ直したその時、壁が低い唸り声をあげ、さっきより大きく動き、壁は青白い光りを放った。

神童「こ、これは……!!」

二人はその光景を見て、目を見開いた。

レンガでできた壁は分裂し、青白い電気が飛び散った。

その瞬間、天馬が足をついている地面が青白く光り、地面がガコンッと音をたてなくなった。

天馬「うわっ……!!」

足場が急になくなったせいで天馬はその中に落ちた。

天馬が落ちた先には階段があったため、天馬はその階段に数回尻もちをつき、硬い地面に座りこんだ。

天馬「あいたたたた………。」

天馬は痛みに顔を歪め、お尻をさすった。