秘密13：Taiga ページ14
「アイドルって、凄いね」
帰宅中の、俺が運転する車の中
ふと、助手席に座っていたAがぽつりとそんな言葉を零す
言ってることが良く分からなかったので、え？と聞き返す
「あんなに沢山の人がいる前で、恥ずかしいとか、怖いとか..
..そう思ったこと、ないの？」
「あぁ..まぁ、もちろん恥ずかしいし怖いよ
ちゃんと笑えるかな、とか、
ダンス失敗しないかな、とか、
歌詞間違えないかな、っていつも思ってる」
「..そうは、見えなかった」
「苦しさも、辛さも、微塵も感じさせないで
自分のこと知らない人だって
自分を1番に推してない人だってそんなの関係なく
来てくれた人の為に、自分の全てをかけて幸せにしてあげる
アイドルにとっては、普通のことかもしれないけど
私は、それが凄いと思う」
赤信号になって、車が止まる
少し流れた沈黙は
Aの「大我くん」と俺の名前を呼ぶ声で破られた
「凄く、かっこいい」
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ .. ありがとう」
目を合わせて、2人で笑い合う
途中で照れくさくなって、目をそらしてしまったけれど
家に近づいてきたことにより寂しさがこみ上げてくる
そんな時、ふと目に入ったものがあった
『もっとAと一緒にいたい』
そんな感情に対するただの口実だけど
俺は、Aが頷いてくれることを期待して
ゆっくり、口を開いた
「ねえ、
ちょっと寄りたいところがあるんだけど..いい？」
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朔蘭@Jr垢(プロフ) - arupakay27さん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけてとても光栄です！ゆっくり更新ではありますが待っていて下さると嬉しいです！ (2017年6月21日 21時) (
レス) id: ba97804e3a (このIDを非表示/違反報告)
arupakay27(プロフ) - はじめまして！絶対に堕ちないを初めて読ませていただいて、それからこちらの作品も読ませていただいてます！！ドキドキして次どうなるんだろ！？と思いながら読ませていただいてます。お忙しいかと思いますが、更新楽しみにしてます！！！！！！ (2017年6月17日 21時) (レス) id: 3e944da8f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔蘭 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2016年12月3日 0時
