秘密10 ページ11
「いやー！幸せだった！お手振り貰えた！ありがとね、A！」
「ううん。喜んで貰えて、よかった」
私は、用事があるから、と言って奈々帆とはその場で解散
昨晩、彼から伝えられた場所に行くと
スーツ姿の男性が、ひとり、時計をちらちら見ながら立っていた
私はその男性に、あの、と声をかける
男性は驚きながらも返事をし、私を見る
「大我くん..京本さんが言ってた方でしょうか？」
私がそう問いかけると、男性はほっとしたようにはにかむ
そして、はい、と返事をしてくれる
「北條さんで、お間違えないですね？」
「はい」
「本日は当事務所所属のタレント
京本大我のために御足労いただきありがとうございます」
ご案内します、と言ったその男性のあとをついていく
名札を見たところ、どうやらジャニーズ事務所の幹部さんらしい
人通りが少ない廊下を抜けると
今度は忙しなく動き回る人が大勢いる廊下に突入
きらきらした衣装を着ている所から、Jrの子だと分かった
「あれ？誰かの関係者？」
そんな声がして、幹部さんと私は
おもむろにその声がした方を向く
視線の先には、部屋の扉の前に立つ
黒い髪をなびかせた色っぽい男性
あ..この人、知ってる
「中島ァ、いつまで衣装着てんだよ。いい加減着替えれば？」
「いや、脱ごうと思ったら誰かの関係者か知らないけど
綺麗な女性が通ったのが見えたから」
ね？とでも言うかのように、中島健人さんは私に向かってウインクをする
「はぁ..」と私は頭にハテナマークをすっ飛ばしながら会釈をする
中島さんを呼んだ茶髪の男性が、私に目を移したあと
ねぇ、と幹部さんに声をかける
「男の巣ん中に女ぶっ込んじゃ、危ないでしょ」
「あはは、でも、連れてきて欲しいっていわれたから」
「誰の関係者？」
「京本大我くんだよ」
「え、」
「は、」
中島さんと、茶髪の男性(確か菊池風磨)が口をぽかんとあけて固まる
そして、私の事をまじまじと見る
..あの
他の子達にガン見されてるから、早く大我くんのところ行きたいです
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朔蘭@Jr垢(プロフ) - arupakay27さん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけてとても光栄です！ゆっくり更新ではありますが待っていて下さると嬉しいです！ (2017年6月21日 21時) (
レス) id: ba97804e3a (このIDを非表示/違反報告)
arupakay27(プロフ) - はじめまして！絶対に堕ちないを初めて読ませていただいて、それからこちらの作品も読ませていただいてます！！ドキドキして次どうなるんだろ！？と思いながら読ませていただいてます。お忙しいかと思いますが、更新楽しみにしてます！！！！！！ (2017年6月17日 21時) (レス) id: 3e944da8f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔蘭 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2016年12月3日 0時
