※傷口には砂糖を cross ページ9
※「ちょっと待ってよセンセイ」のお話
ちょっと待ってよセンセイ【UndertaleAU】
体育の時間で怪我をしたため、保健室を訪れる。そこには優しい瞳をしたくろすせんせいが椅子に座ってきた。
「あ、A。その膝の怪我…か？」
私の膝から流れる血液を見つけては心配の目をする。
治療してください、と伝えるとそこのソファに座って、と指示をされた。
その指示通りにソファに着くと彼は小さな椅子の上に医療箱を置いてソファにいる私の隣に座る。
「その足、この椅子に乗っけて。そうした方が治療しやすいんで」
そう指差されたのでそっと乗せる。かなり傷が痛んでいるのが分かる。関節だから尚更痛い。
「痛そう…どうして怪我しちゃったんだ？」
そう心配した目で問いかけてくるので、体育の時間に強く擦りむいたと伝えると顔を顰めた。
「あぁ…、よし、ちょっと沁みるからな」
エタノール、そう消毒液に漬けた綿を膝の傷に優しく押し付けられる。かなり沁みる。
微かに体が強張っただけだが、くろすせんせいはそれをしっかりと見ていた。
「すぐ終わるから…あと5秒くらい。」
そう膝周りに流れた血液をその綿で拭き取る。随分と血滲んだ綿はすぐ近くのゴミ箱に投げ捨てられた。
せんせいはそのまま足の傷を見つめる。
その傷は深くて、少し皮膚の層が見えているので、…グiロテスクだろう。
あんまり見るものではないが、きっと雑菌がどうとかで見つめているのだろう。
せんせいの綺麗な瞳をじっと見つめていると、急に足を持ち上げられる。
そのまませんせいの口元が傷口に近づき、
そっと口付けをする。
その状態で目を瞑ったまま少し時間が経った後、生暖かい感触がする。多分べろ。
せんせいのべろは傷口の血を舐めとるかのようにゆっくりと動いている。
べろの味覚を感じる部位…味蕾のザラザラとした感触がぞわぞわする。
「ひゃ、あ、せ、せんせ、ぇ…？」
感じたことのない感覚に頭がおかしくなりそうで、震えた声帯で絞り出された声はふるえて。
しばらくしてやっと口元が離れた。傷口にはせんせいの唾液が纏っている。
すこし目に掛かった髪を耳にかける仕草をしながらせんせいは静かにこう言った。
「唾液って、はやく治す力があるんだ」
そうくろすせんせいは、少しだけべろをちらつかせた。
※完全把握しないと気が済まないの！ murder→←夜空満点星 . fell,outer
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ユズ - 知ってる歌の歌詞がタイトルになってる...!（嬉しい） (3月8日 9時) (
レス) id: ad7a46ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
世落さんず - いつも神作品をありがとうございます！！！更新応援しています！！( •̀ ω •́ ) (2月25日 22時) (レス) @page11 id: 0a59ca876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごれもん | 作成日時：2024年2月11日 21時
