夜空満点星 . fell,outer ページ8
きらぎらと輝く星を崖の端にすわってながめる。
無数の星は私を見つめてるように輝きを絶やさない。
こんなにも綺麗なAUは少ないだろう。
「オレの世界じゃ到底見られねぇ景色だな」
ふと後ろから声がして振り返ると赤い彼が突っ立っている。
声に出てた？と伝える。
まあな、とぶっきらぼうな答えが帰ってきた。赤い彼が私の隣に適当に座ると星を見上げる。
「眩しいくらい。風は塵と共に吹いてくるし、空は赤いままだし。」
そう伝える彼はなんとなく悲しそうな顔をしていた。
「カッコいいって言うイメージでいいんじゃないか？」
「うわ、来たのかよ………」
うげ、と声を漏らしたので星から彼の方へ目線を向けると、隣にはここの世界の彼がいた。
「アンタが出てくるのを見て追いかけてきたのさ」
そうfellの方を指差す
「あーあ、バレてないと思ってたのに。せっかくの二人っきりが台無しだ〜〜」
座ったままぱたりと後ろへ倒れ込んでしまった。
「この景色も悪っきゃないだろ？」
そうouterも倒れ込み、二人で仲良く仰向けになっている。
その様子が兄弟みたいで、微笑みを漏らす。
「あァ？なに笑ってんだよ」
「Aも寝転んでみれば分かるさ、とっても綺麗だよ」
と言われたので冷たい地面に背中をぴたりと密着させて視点を天空に向ける。
ちょっとからかってやろう。
そう思い貴方は二人に、月が綺麗だねと伝える
「おまｯ、それ意味わかって言ってんのか！？」
「…ああ。これからもずっとお前と月を見ていたい」
Outerの発言にfellが目を丸くした。だけど落ち着きを取り戻して、すこし頰を赤らめながらこう答えてくれた。
「ｯあー、今なら月に届くんじゃね、？」
「うわぁ、ド直球すぎだろ」
「うるせぇ！」
どこか兄弟みたいな彼等を横目に見てまた星を眺める。
星たちは3人を微笑むかのように淡く輝いていた。
*
※夏目漱石によると「I love you」の英語の
和訳は「月が綺麗ですね」
彼等が返した言葉、検索してみてください。
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ユズ - 知ってる歌の歌詞がタイトルになってる...!（嬉しい） (3月8日 9時) (
レス) id: ad7a46ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
世落さんず - いつも神作品をありがとうございます！！！更新応援しています！！( •̀ ω •́ ) (2月25日 22時) (レス) @page11 id: 0a59ca876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごれもん | 作成日時：2024年2月11日 21時
