恋をするには若すぎる stawberry milk nightmare ページ37
*
「……えっと、……ごめん？」
そう少ない勇気を振り絞って声に出した想いは届かなかった
貴方には私が似合わないのね、そうですね，
貴方じゃないわ
恋心を抱いた私が悪いんだから，
「そ、ですよね。っ、ご、ごめんなさい、」
そう泣きたくなる苦くて辛くて苦しい思いを，喉元で必死に口から出さないように
失恋した相手に背中を向けて，その場から逃げ出した
とおく、貴方に見られない場所で
貴方を諦められるように
貴方が好きだった恋心を閉じ込めたくて
必死に、ただずっと，味気ない私を敬遠するような廊下をはしった，
「……愚かだなぁ、私。なんで成功するとか、考えちゃったんだろ、」
そう自分を罵倒するように，ただひたすらに自分を責め続けた。
'' 悔しい自分を隠すように ''
「やっぱりね？キミは振られると思ってたよ，笑」
そうしゃがみ込んで自分を罵倒する私の近くに，誰かがそっと私に伝えた，
甘いイチゴの匂い，
視界の端に映るピンクのスニーカー，
それは間違いなく，いちごめあ先輩だった，
「もっと泣いてネガティブ出したら？って言いたいけど，流石にカワイソウだから愚痴でも聞いてあげるヨ！」
そうキュッとスニーカーとフローリングが滑る音がしたあと、彼は私の隣に雑に座り込む，
そして私の頰を包み込むと、ぎゅっとこちらに顔を向けさせられる，
「……なんで私が貴方に言わないといけないの？やめてよ、放っておいてよ，！」
だが、それにイラついた私は彼の手を弾いてしまった，
思いもよらぬ事だったのか，彼は驚いた顔をしていた
「………，そっか、そうだよね。‥なんかごめんね」
そう彼も居心地悪そうに顔を背けた，
私は悪くない，ないよ，
ただ思ったことを吐いただけ，そんなに悲しそうな背中を見せないでよ，
これだから貴方が嫌いなのに，いつもと変わらない冷たい態度を取ってるはずなのに，
今だけは，彼に手の届かないような気がした，
'' ‥なんかごめんね "
声色は明らかに、いつもより悲しそうだった
*
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ユズ - 知ってる歌の歌詞がタイトルになってる...!（嬉しい） (3月8日 9時) (
レス) id: ad7a46ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
世落さんず - いつも神作品をありがとうございます！！！更新応援しています！！( •̀ ω •́ ) (2月25日 22時) (レス) @page11 id: 0a59ca876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごれもん | 作成日時：2024年2月11日 21時
