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「なまえ……Aです、ね」
そう名前を伝えるが、
……まぁ、正直言って少し気味が悪い。急に神様と名乗るモンスターが現れて。
なのに、やっぱりなんとなく落ち着くのだ。本当に神様なのかもしれない。
「嘘じゃないよ、本当だもん」
頬を膨らませて言う。俗に言う「あざとい」、というものだろう。
「あ、すいません…？」
「まあいいけど
それよりさ，キミ良い子だね？毎日このおばあちゃんに会いに来てるとことかさ。」
「あ、ありがとうございます…？恩があるので。」
親はお盆の日だけだけど、私は週に一回、いつも花を添えている。
あのおばあちゃんには、ずっと，今もお世話になっているから。
「そうなんだ〜……うん、キミやっぱり綺麗な肌してるね。見惚れるよ」
半袖から見える肘先のことを言っているのだろうか、この夕焼けに照らされて丁度いい色味になる貴女の肌のことを。
「へ、へあ、…いつもは半袖を着ないからだと思います。露出はあまり好まないので…」
「へぇ〜。女子ってみーんなスカート折ったりしてるのかと思ってた。そうでもない子も居るんだね。」
「まあ、はい…。
そういえばここの祭りって行ったことありますか？たしか、貴方のような神様関連だった気がするんです。」
……やっぱ、ここの神様だから知ってるのかな。
「あ、そうそう。僕ね、その神様なんだ。」
そんな神様の彼は、また腰に手を当て誇らしそうに語り始めた
「その祭りはもう何百年も前からあるのさ！この村のひと達は僕のことをすっかり信仰してくれているようでね。」
「…ああ。」
その祭りのことだって、お母さんから聞いた。かなり信仰されているのだろう。
『この村にも、そういう若者達が言うようなお祭りがあるのよ？』
そうお母さんの言葉が頭によぎる。
「おかあさんから知ったんだ！なら…簡単だね。」
「っえ、っと、なにが、ですか？」
「いいや、なんでもないよ！それでね。そのお祭りは…」
私の思考、読まれていたような。なんなら最初も読まれてたよね。
モノホン、の神様だ。こりゃすごいや……。すげー、
ただ目の前の語る神様を、私はぼんやりと聞くだけで、しっかりと見つめるだけだった。
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ユズ - 知ってる歌の歌詞がタイトルになってる...!（嬉しい） (3月8日 9時) (
レス) id: ad7a46ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
世落さんず - いつも神作品をありがとうございます！！！更新応援しています！！( •̀ ω •́ ) (2月25日 22時) (レス) @page11 id: 0a59ca876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごれもん | 作成日時：2024年2月11日 21時
