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「で、どうする？僕は全然いーよ？むしろAちゃんだから、ね」
そうすこしイタズラっぽく微笑む。なんでそんなことが言えるのだろう。
キラーさんと違って，キャバクラとかの娘と違って，
可愛くないし，こんなにもヘタレな人間なのに。
ホストだからそういう言葉をかけてるんだろうけど、それでも、ヘタレだから…意識しちゃうじゃん
「そ、んなの…言われたら意識しちゃう、じゃないですか、」
クロスさんにも言われたことないのに、
キラーさん、貴方は本当にホストなの？そこらへんの口がうまい詐欺師にも見えてきそう、だ。
「もしかしてそれって、ぼくと付き合ってもいいってこと？」
そう逸らした目線の先に写ろうとちょろちょろ体を動かす。その様子に目を向けると、ニコッと朗らかな笑みを向ける。
あたまがぱんくしそう。
付き合ってもいいのだろうか、これは。彼はホストなのに、私なんかが、いいのだろうか。
でも、こんなにも笑みを向けてくれるのだ、
いや、でもそれはホストだからで、
頭の中のてんしとあくまが戦っている．
「ホストってさ，要は1番のシャンパンを貢がせるためだけの駒なんだよね。
…けど、その駒は飽きた。だから、キミと交際してみたいんだ」
返事をしないと。けど、ど、どうしよう！？
キラーさんは返事を待つように、じりじりと距離を詰めてくる。
やがてその距離はなくなり、隣同士で肩をくっつけ合わす。キラーさんの手は、私の左手を取ってその上に重ねた。
「キミ…Aちゃんが望むなら、ココ。付けてあげたいんだけど…意味わかる？」
そう私の薬指の付け根にくるくると小さな円を描く。
「け、けっこん…指輪？」
「そ。僕はね、結婚を前提にして付き合いたいかな？」
「い、や、…その、まだ、と、いう、か、」
がたがたな言葉を舌足らずな声で伝えると、きゅっとその手が結ばれた。
「……そう！わかった、キミがその気になったらまたおいで！」
けどその手は悲しそうに離されて、顔の近くでひらひら手を振った。
あ、おわりなんだ。
*
「へっ、お前振られてたな」
「んね、あーあ…落とせると思ったんだけど」
「そうtやってヤり捨ててると，そろそろr噂が立つtゾ…」
3人のホストが暗い店の陰、そうしとりと話し合っていた。
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ユズ - 知ってる歌の歌詞がタイトルになってる...!（嬉しい） (3月8日 9時) (
レス) id: ad7a46ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
世落さんず - いつも神作品をありがとうございます！！！更新応援しています！！( •̀ ω •́ ) (2月25日 22時) (レス) @page11 id: 0a59ca876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごれもん | 作成日時：2024年2月11日 21時
