お酒に酔う、貴方に酔う. killer ページ24
*
「あ、え、えと、、そ、の、」
「あはは、緊張してる？」
そうキラーさんはお酒を口に含む。結構度数が高かった気がしたけど、大丈夫なのだろうか。
完全に熟れた、ブドウのいい香りがするお酒。わたしが手に持たれたグラスには、少しだけそれが注がれている
「んん、力抜いちゃって大丈夫だよ？」
そう優しく話しかけてくれるところ、流石はホストNo. 1のキラーさんだ。数々の女の子を堕としてきた実力が今、
目の前で確認できる。
「え、えと、は、はい…」
そんなイケメンなひとを目の前に、がたがたとした言葉遣いで返事をすることしかできなかった。
……私なんかが、こんな人と話してて良いのかな。
「今日は僕なんだね。いつもはクロスなのに？」
「クロス、さんでも良かったんですけど…受付の人に、おすすめ、されて、」
「そうなんだ、嬉しいなぁ…それで僕のことを選んでくれたんでしょ？…えへへ」
そうニコリと朗らかに笑う。さっきまで大人みたいな雰囲気が漂っていたけど、この笑顔は少年のような可愛らしさを兼ねていた。
「ま、まだここに慣れてないから、、でも、キラーさんみたいな人たちばっかりで良かった、です」
「褒めるのが上手だね、Aちゃん」
あ、名前で呼ばれた。
それだけで顔に熱が集まってくるような気がした。名前なんて、クロスさんにも言われたのに。受付員にも何度も呼ばれた、のに。
キラーさん、の時だけどきどき…するような。
………いいや、きっとブドウのお酒のせいだろう。そう少し勢いを増しながら、グラスの中に入ったお酒をぐっと飲み込んだ。
「あはは、飲む勢い良いね〜笑、」
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ユズ - 知ってる歌の歌詞がタイトルになってる...!（嬉しい） (3月8日 9時) (
レス) id: ad7a46ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
世落さんず - いつも神作品をありがとうございます！！！更新応援しています！！( •̀ ω •́ ) (2月25日 22時) (レス) @page11 id: 0a59ca876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごれもん | 作成日時：2024年2月11日 21時
