4話 ページ5
うんそうかそうなんですねはい了解です
……………………一旦落ち着こう。すうーッはぁー。よし。
ここは、薄桜鬼の世界…。じゃあ、タイムスリップしたんじゃなくてトリップしたってこと？だったら新撰組の人達も…
私が悶々と考えこんでいると、千鶴ちゃんが声を掛けてきた。
「あの…どうかなさいましたか？」
『！あ、あぁ。何でも無いよ、ごめんね。』
「…？そうですか…。」
少し納得いかない顔をしていたが、聞くのは止めといてくれるらしい。助かった。
『…そういえば、千鶴ちゃんはどうしてこんなところに？』
話を変えようと、千鶴ちゃんに訪ねる。アニメを見ていたことがあるので知っているけど一応ね…。
「えっと、…実は、＿＿＿＿＿。」
…連絡が取れない父を探して、ね。うん、アニメ通りだ。やっぱりトリップしたのか…
…あれ、そういえば千鶴ちゃんが新撰組預かりになる理由って確か、＿＿＿＿＿＿
「ギャハ、ギャハハハ！血ィ血だァ、血をよこせェ！！」
ザシュッ、ブシャッ！
何かを斬るような気持ちの悪い音と、噴き出すような音、狂った叫び声…静寂が、一瞬にして破れた。
……………羅刹だ。
そうだ、此処が薄桜鬼の世界だと言うことは、コイツらが居ると言うことだ。忘れていたわけでは無かった。だけど、まさか今が“その時”だなんて…
怯えている千鶴ちゃんの腕を掴んで、引き寄せる。
『…静かに…。気付かれないようにね。』
そう囁くと、こくこくと首を縦に振る。
手が、足が、声が、震える。…恐い。恐くて恐くて泣きそうだ。
今、人が殺 されている。私の目の前で、だ。
つい数時間前まで普通に暮らしていた私は、こんな事に関わった事なんて、全く無かった。
しっかりしろ、私！
震える足を必死に押さえつけ、考える。この子を守れる力なんて私には無い。アニメでは確か、新撰組の人達が来てくれた筈だ。
もしかしたらもう居るかもしれない。気配を消して、下手に動かない方が良いだろう。
まぁどっちにしても、私は助かる保証なんて無いけど…。
ガタッ！
『っ！』
千鶴ちゃんが板を倒してしまった。……気付かれた…！
どうしよう、どうしよう、このままじゃ殺される。考えろ、考えろ考えろ考えろ！！
ギリィッと奥歯を噛み締める。羅刹がこっちに来る！
…………私は立ち上がった
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黒(プロフ) - 総ちゃんさん» そうですね、シリアスが多いですかね？ありがとうございます！コメント、とても嬉しいです！ (2016年11月18日 19時) (
レス) id: b09ab0140a (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - シリアスモノですかね？続きが気になります(^-^)v更新頑張ってください！ (2016年11月18日 14時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
黒(プロフ) - え！本当ですか！？登場人物設定の所をクリックして、変換するんですけど…それでも無理ですかね…？ (2016年10月22日 15時) (レス) id: b09ab0140a (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - ちゃんと名前変換されないんですけどどうすればいいですかね？ (2016年10月20日 0時) (レス) id: 9371f41d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒 | 作成日時：2016年9月8日 21時
