3話 ページ4
………
『…み、見つからないぃー！どうしよう、このままじゃ完璧 野宿じゃないですか…』
あれから色々回ってみたが、何処も駄目だった。うー、世の中そんなに甘くないって事か…？
はぁー、何かこっち来てから溜め息ばっかりついてるような…
もう空はすっかり日が落ちている。この時代は電気が無いからすごく暗い。
お腹も空いたし、足も疲れたし、散々だ
「＿＿＿ら！＿＿！！こらー！待ちやがれ小僧！」
バタバタと足音が聞こえ、何かが向かって来る。っ、あれは何人かの男と…少女、かな？
「っはぁっはっ！！っ、」
う、わ。どんどん近付いて来るんだけど？何か捲き込まれそうな予感が…
「っに、逃げて下さい！」
『う、え？やっぱりぃー！？』
「待て！このやろー！」
何で私まで…いや別に見捨てるつもりは無かったけどさ、だけどこんなことになるなんて！？
『っ、こっち！』
私は少女の手を引いて角を曲がり、一旦家の陰に隠れた。なーんか見たこと有る気がするんだよね、この子。
「あ、あの、すみません。巻き込んでしまって…私のせいで危険に…っ」
『んーん、平気だよ。怖かったでしょ？女の子一人で…』
可愛いなぁと思い、微笑みながらそう問い掛ける。
「！？き、気づいてたんですか！？私が女だって…」
私はその言葉に思わず目を見開いた。まさか気付かれないと思っていたなんて…この子天然か。
そんな言葉をグッと呑み込み、苦笑い。
『あー、えっと、わた、ん“ん！…俺はそういうの鋭いから…』
私と言いかけて俺に直した。何故か男の格好だから、一応ね？
「そうですか…」
少しホッとした様な表情をする彼女に、そういえば、と話し掛ける。
『自己紹介してなかったね。俺の名前は桜庭ゆい。よろしく、よかったら君の名前教えてくれる？』
「あっ、はい！私は雪村千鶴と言います。御迷惑をおかけして申し訳ありませんでした…！」
あら、礼儀正しい子だなぁ。それにしても、そっかぁ…
『千鶴ちゃんかぁ、千鶴ちゃんねぇ、……ん？あっれ？』
どうしたんですか、と不思議そうに首をかしげる彼女。しかし私はそれどころでは無かった。何故かって？気付いてしまったんですよ…
.
.
ここが、薄桜鬼の世界だってね…！！！
『………あーうん、ね。…』
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黒(プロフ) - 総ちゃんさん» そうですね、シリアスが多いですかね？ありがとうございます！コメント、とても嬉しいです！ (2016年11月18日 19時) (
レス) id: b09ab0140a (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - シリアスモノですかね？続きが気になります(^-^)v更新頑張ってください！ (2016年11月18日 14時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
黒(プロフ) - え！本当ですか！？登場人物設定の所をクリックして、変換するんですけど…それでも無理ですかね…？ (2016年10月22日 15時) (レス) id: b09ab0140a (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - ちゃんと名前変換されないんですけどどうすればいいですかね？ (2016年10月20日 0時) (レス) id: 9371f41d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒 | 作成日時：2016年9月8日 21時
