【薄桜鬼】 生き抜く為に…

1話 ページ2

いったいここは、何処なんだろう…………





＿＿＿私は確かに家に居た。そう、そうだ。居たはずなんだ…。しかし、周りを見ると木、木、木。自然豊かな場所…


『え、待って、あれ…？ここは、森…、？』

流石の私も焦る。そりゃそうだろう。だって起きたら知らない場所でしたーなんて、全く笑えない……。

て言うか、森？おかし過ぎでしょ、私が住んでいる場所は都会。こんな自然豊かな所、有るわけ無い。
とりあえず、昨日の事を思い出してみよう…



＿＿＿＿＿＿＿

『あーっ、疲れたぁー。』

私はそう呟きながら、いつも通り明るく光る夜道を歩き、家に帰っていた。


家に着くとお風呂に入り、これまたいつも通りパソコンを開いた。
私のささやかな楽しみだ。ぼーっと画面を見ていると、気になるホームページを見つけた。


『ん？何これ。えーっと、《貴女の事を望む世界へお連れします》…？』

“貴女の事を”望む世界？“貴女が” じゃなくて？



何故か気になってしまった私は、そのホームページをクリックした。すると…
【貴女を望む世界…未来を変えて…】

『…未来を 、変える…？』

って、何を本気にしてんの私は…！はぁ、もう寝よっかな。何か私らしくない…疲れてんのかなぁ？


電気を消し、直ぐに寝た。意識が無くなる直前、

【さぁ、お連れします。貴女ならきっと…】



という声が聞こえた気がした＿＿＿＿＿。

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