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ある時それを疑問に思ったヴァーナイツ家の人間が英語を語源とした『魔法語』を作り出し、それでを用いてほかの呪文を開発することを提案した。それからははやく、様々な呪文が開発された。人を傷つける心配のない方法で魔法族であることを証明できるようになり、魔法族も今までの罪滅ぼしの念も込めて非魔法族の力となるように尽くした。また、死の呪文以外の魔法が開発されると同時に魔法族の間で『死の魔法禁止協定』が結ばれた。
【魔法族の繁栄】
魔法族と非魔法族はそれなりに良い関係を築きながら共存していた。魔法族は非魔法族が困っていることには手を貸し、非魔法族は圧倒的少数派であった魔法族の存在を認めた。魔法族の王朝や国を持つことは無かったが、イングランド王国リングラヴィン朝の時代、事態は一変した。
絶対王政であるというのに驚く程に支持者が多く、反乱など今までのが嘘かのように全く無くなった。ある日、リングラヴィン家からとある王女がプロティース家に嫁いだ。その王女はプロティース家の夫に『リングラヴィン家は、魔法族なのよ』と言った。それから魔法族はリングラヴィン家を監視するようになり、リングラヴィン家が『絶対服従の呪文』を独自に開発しそれを使って人々を支配していたことが明らかとなった。
魔法族はこの事実を公表するかどうかの議論(魔法族五家会議)の末、公表せず、リングラヴィン家は以降絶対服従の呪文を使わずに王朝を続けるという結論になった。絶対服従の呪文を使わなくなったからか、リングラヴィン朝に不満を持つ者は次第に多くなり、今まで反乱等が起こらなかったことを不審に思った知識人たちは、リングラヴィン家は魔法族ではないかと疑い始めた。
その矢先、大陸続きの東方から身体が黒く変色する黒死病(ペスト)と呼ばれる感染病が流行り始めた。
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ツツジ(プロフ) - 書き込み失礼いたします。魔法界治安維持隊のオスカー・ウル・アーレンベルクと魔法界在住のレニャ・リーゼロッテ・グリムクランのCSが完成しました。お手隙の際で構いませんのでご確認して頂けますと幸いです。【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/lilium060319/】 (2022年8月9日 23時) (レス) id: 998e009436 (このIDを非表示/違反報告)
傘(プロフ) - 失礼致します。神聖武装騎士団のペルディータ・イグレシアのCSが完成しましたので提出させて頂きます。お手隙の際にご確認いただければ幸いです。【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/ksst223/】 (2022年8月9日 23時) (レス) id: eb113bb72a (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - コメント失礼致します。【魔法界治安維持隊 隊員/クレア・マレディクシオン】のCSが完成致しましたので、お時間がある際にご確認お願い致します。【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/ClairM/】不備などがありましたら、お手数ですがご連絡下さい。 (2022年8月9日 23時) (レス) id: 5515e4fd70 (このIDを非表示/違反報告)
穂波(プロフ) - また、アリーチェ・マリア・フランシアのCSも完成致しましたので此方も確認お願い致します。【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/GamingHamusuta/】 (2022年8月9日 23時) (レス) id: 69583bbcd6 (このIDを非表示/違反報告)
穂波(プロフ) - コメント失礼致します。治安維持隊、隊員のパトリツィオ・デ・パルマのCSが完成致しましたのでお手隙の際にご確認お願い致します。【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/PatrizioD2/】 (2022年8月9日 23時) (レス) id: 69583bbcd6 (このIDを非表示/違反報告)
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