┣【関係】 ページ4
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ライフ・マカーサー
呼び方「ライフ」
同寮かつ同学年ということで、幼い頃からどこか気があって仲のいい友人。寮内ではだいたい一緒に行動していて、監督生であるライフの夜間指導に着いて行ったり一緒にイタズラしたりしている。
「よー、ライフ! お前、また教授にアレぶっ刺したんだって? 懲りねえよなぁ、お前も。つかお前のその行動、1年の時から変わってなくね? むしろ力がある分今の方が厄介だぞ?」
「待て、待て待て待て。確かに就寝時間になってもイチャコラしてる奴らは悪い、でもお前の人間界自慢で睡眠時間をさらに削るのは違うと思うぜ? 罰則は教授に任せて、俺らも寝ようぜ」
イアソン・ラーク・ハースト
呼び方:「イアソン」「シックガイ」
親友であり、相棒。低学年の頃からそれなりに仲が良く、同じ授業を受けていく中でお互いの強みを知っていった。防衛術が得意なイアソンと呪文学が得意なジェイクでウィザードコロッセオごっこをしては、お互いの長所を引き出しあっていた。
5年生となり高学年となったが、ジェイクはヴァーナイツ寮、イアソンはプロティース寮と別々の寮へ配属された。それでも2人はウィザードコロッセオごっこを続け、疎遠になることは無かった。しかし、いつものように手合わせをしている途中、ジェイクは呪文の合間を縫ってイアソンに話しかけた。
「お前、手抜いてんだろ」
お互い、低学年の頃とは違って相手を殺しかねない程の力を持っていることは理解していた。ジェイクはどういうわけは知らないけど、イアソンが手を抜いていることだけはわかった。イアソンの否定に耳を傾けず、ジェイクは立て続けに責めるように言った。
「何年お前とウィザードコロッセオごっこやってると思ってんだよ。お前が手抜いてるか全力か位はすぐに分かる」
魔法を撃ち合いながら2人は言い争い、ジェイクも苛立ちを重ねていった。
手合わせを重ねるうちに、ふとイアソンから強力な魔法がジェイクに放たれた。
「やりゃできんじゃねーか」
「お前が相手なら全力でぶつかれる」
手合わせを終えた後、ジェイクはイアソンの口から彼が異常なほどの「破壊衝動」を抱えていることを知る。イアソンがどんな決心でそのことを話したかはジェイクは知らないが、その出来事が彼らを強い絆で結びつけたことは間違いない。
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